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写真撮って、日記書いてます。

展覧会チラシをブックカバーにする方法

今日は長めなので、目次付き。

目次

ちょっとした小ネタ。

博物館美術館の展覧会のチラシを使って、ブックカバーを作る方法をちょっと書いてみる。というのも、今の職場で紹介したらかなりウケがよかったもので。
いやまあ、同じミュージアム業界なんだけどさ。

用意するもの。

・気に入った展覧会のチラシ
だいたいA4判あればいけるはず。A3判だと安定して作れると思う。
今回は東京都写真美術館の過去に開催したチラシ(A3判)を使用。
・包みたい本
今回は新書。文庫本や新書だとA4判でいけるんじゃないかな。

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この本の感想もあとで書く(まだ読書中)。 

写真のなかの「わたし」: ポートレイトの歴史を読む (ちくまプリマー新書)

写真のなかの「わたし」: ポートレイトの歴史を読む (ちくまプリマー新書)

 

 

作り方

1 だいたいのあたりをつける。
今回はA3判なので、開いて真ん中から包んでいくような感じに。
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2 上下を折る。
本のサイズに合わせてチラシ上下を折る。きっちりやるとこの後の作業で大変なのでだいたい2ミリから3ミリくらいの余裕をもたせてやる。大雑把だなぁ、くらいがちょうどいい。
この時、表に来る部分をチラシの主題となる画像が来るようにすると見栄えがいい。
裁断する方法もあるだろうけど、手間かかるしゴミ増えるので自分はやらない。
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3 折り込む
折った上下の隙間に本の表紙を入れてやる。
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上下に折った部分が袋状になるのでそこに表紙を入れるわけ。2ミリから3ミリ余裕をもたせてやる理由はここにあって、きっちり折ると本を入れる時入らなかったり、すんなり入ってくれないのだ。
袋のサイズは表紙が入る程度をだいたいの見当で折ってやる。先に片方のサイズを決めるといい。どうしても余るようなら切り取ってもいいと思う。
私はゴミ出るのが嫌なので、多少ゆるくてもそのまま使うかな。
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だいたいでいいんだよだいたいで。
4 完成
あとはぐるっと包んでやって、反対側も同じように裏表紙を袋に入れてやれば完成。10分もかからないと思う。
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包み方によっては、意外な面が表紙に来るので、それだけでも面白いブックカバーになると思う。
包み方は本を買うときに書店の店員さんがやってるのを見て覚えたので、オリジナルの技ではないし、展覧会のチラシを使うのも、前の職場の元同僚がやってたのをヒントにしただけ。
 
チラシを作る側としては、単に手にとってそのままゴミ箱に突っ込まれるより、こんな感じで利用してもらったほうが嬉しい。なんせこういうチラシもお金かかってるんで。とはいえ、せっかく作ったチラシをこんな風にしやがって!ていう学芸員やデザイナーもいるかもしれない。その辺は人それぞれだな。
オススメは、ある程度大きな館の展覧会チラシ。規模も大きく印刷にまわせる予算も潤沢で、紙やチラシ自体のデザインにも力が入ってるのがその理由。写真展とか美術展なんかのやつだとインパクトあるデザインになってる場合が多いので、ブックカバーにしたときも見栄えが良くなる。
この辺は小さい館は不利で、下手したらネットで告知、チラシは作りません!てとこもあるらしい。だいたいデザイナーに発注するお金もないから、自分たちでデザインしなきゃならないケースもある。実際、私の昔がそんな感じだったし。おかげで印刷やらデザインやらの勉強もした。いまいちよくわかってないけど。カーニングの感覚とか、あれもっとちゃんと教えて欲しい…。
 
というか、開催中の展覧会チラシでこれをやって、密かに展覧会のアピール(ステマ的な)ことをやっていこうと考えてるんだが、果たして効果がどのくらいあるのか。
まあわからないけど、私としては地道にやってみようと思う。この記事で興味持った方は是非自分の好きな展覧会チラシを探すところから始めてみてほしい(といって博物館美術館に足を運んでもらう的なステマ記事であった)。