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早い話、ヘタレなのである。
前の彼女と別れてから出会い系サイトに登録していたことがある。で、これ相手にいいねを押されるとビビるのね。えっなんで俺なの?ほんとにそれでいいの?みたいな。特に理由も無く捨てられた身としては。
なのでいわゆるカップリングが成立しても、メッセージを送ることもなく、反対に女性からメッセージをもらうと「この人サクラなんちゃうか…?」と怪しむという、なんのために出会い系に登録したんだ状態になる。
結局何もしないまま会員を退会し、何もないまま今に至る。こういう人間もおるんだよ…。個人情報だけが企業にわたった、という形だ。
ちなみに、その際に利用していたサイトは婚活目的の人が多かったこともあって、出てくる女性たちのプロフィール写真のほとんどが決め顔の力強いものばかりで、見る側としてはなんというか、引いてしまうというか、気後れしてしまうというか。そういう人たちばかりだったからなおさらアクションできなかったのかもしれない。だいたい飲み会のときとか、誰かの二次会の席で着飾った写真をプロフにしている人が多い気がする。お酒飲めますよ的なアピールか。男の方も大概だったのでまあどっこいどっこいなんだろう。
ただ、「人気ある男性のプロフィール例を見てみましょう」というチュートリアルで紹介された「男」が面白かった。「地方公務員で長男の28歳。身長は178cm。趣味はサイクリング。年収800万。特技英会話。「職場では出会いが無くて~」という登録理由。」そして写真はイケメンの塩顔。いやーすごい、そういう人いるんだねえ(棒)というくらいの盛り方だったので逆に記憶に残るというか、そういうことまでしないとダメなんだろうなと思った。いやあ普通に考えれば、そういう人は登録しなくても普通に彼女いるでしょ…。
なんというか、ネットの片隅には、よく分からない文化圏がまだまだあるのだ。