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写真撮って、日記書いてます。

メトロン星人の悲哀

メトロン星人と夕日。ほんとに夕日が似合うなあ。

iPhone8 Plus

最近特撮ものを見直していて、特にウルトラセブンが面白くてよく見ているのですが(「ウルトラ警備隊西へ」のロケ地とか訪ねたいなあと思いつつ、まだできてません)、その中でも第8話の「狙われた街」が特に好きです。見れば見るほどいろいろ考えてしまいます。ご多分に漏れず、というべきかもしれませんけど。 

狙われた街

狙われた街

 

ちゃぶ台を挟んでモロボシダンと対峙するメトロン星人という図で有名な彼なんですけど、こう、侵略活動をしている間にいろいろあったんだろうな、と描かれない日常的な部分をついつい想像したり。

 

S.H.フィギュアーツ ウルトラセブン メトロン星人 約170mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

例えば

わざわざ人間に擬態して家賃とか支払ってたんだろうか。

大家さんに「メトロさん!家賃未払いたまってんですけどね!」って怒られたりしてたんかな。

窓の外の風景を見ながら「なんて汚い景色だ」て言いながらお酒とか飲んでたんだろうか。

隣の部屋の住人が「お醤油貸して」とか言ってきたりしたんだろうか。

たまーに同郷?のメトロン星人たちと会って情報交換とかお互いの安否確認してたんだろうかとか。

ウルトラセブンが部屋にやってきたときのメトロン星人、心なしかうれしそうだったもんなあ。

自分たちの計画にやっと気づいたか、という面もあるだろうけど、お互い自分のすむ星から遠く離れて地球とかいう訳のわかんない星で暮らしていて、セブンには他に仲間がいるけどメトロン星人には訪ねてくる人いなかったんだろうなあ。アンヌ隊員も呼んだらどうだ?っていう発言の奥底には、そういうものもあったのかな、とか。

そういう面で見たら、もしかしたら高度経済成長期に地方から都会に出てきた若者の姿もそこに反映していたのかもしれないな、とか。異星人という銀河系規模でのよそ者の彼にとって、あの町は何だったんだろう。

わたしがメトロン星人に対して食いつくのは、自分もやはり「この町の住人ではない」という異邦人ーといっていいのかどうか分からないけど、「よそ者」という言葉がしっくりくるかなーみたいなところに共感するからです。

まあそんなバカなことを考えつつ、わたしもひとり食卓につくのでした。

ウルトラ怪獣シリーズ 68 メトロン星人

ウルトラ怪獣シリーズ 68 メトロン星人

 

このサイズのソフビってすごく安いのね。ついつい買い揃えてしまいそうです。