iPhone8 Plus
71日目。出勤の日。久しぶりの出勤なのでやることが多々溜まっている。原稿の校正の回覧とかそのあたりが地味に多くて大変。
予定していた昼過ぎの来客は朝一で先方から電話があり「体調悪いから延期してほしい、コロナじゃないけど」という話で、打合せ自体が無くなってしまった。宙ぶらりんである。
まあその分ほかの仕事をこなすだけなんだけど、気になったのは「コロナじゃないけど」という言い訳。この定冠詞を付けないといけないような、そんな雰囲気が最近蔓延している。
その言葉がついたからどうなるというわけではないが、まるで許しをもらえるかのような、ああ、ちょっと言葉違うな。免罪符的な、といえばいいのかな。そういう感じ、言語化したいんだけどどうしたらいいか、おそらくもうどこかの誰かがすっきりと言語化してるだろうけど、とにかくその一言をつけなきゃダメという雰囲気がすごくある。
そういうものでもないだろうに。
相手としては余計な心配をかけないように一言付けてくれてるんだろう。だけど言われた方は方でコロナじゃなくて体調不良って、コロナとかはどうでもいいから体調治してね…って思うし、逆にコロナでした!と言われたとしてもお、お大事に…とぐらいしか返せないと思う。そしてそういう態度しかとれない自分もちょっと情けなく感じる。
こういう「一言」はいつまで続くのだろう。次に新しい感染症が登場するまではコロナは使われるだろうけど、今度は新しい感染症の名前が入って使われるのは間違いない。
結局、根本的な構造が変わらなきゃダメなのだろう。しかしどうすればいいか今のわたしには考え付かない
今度「コロナじゃないけど」って言われたらなんて返そうかな。そのくらいなら考えられそうだ。