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写真撮って、日記書いてます。

雨が上がらないことにはどうしようもない

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iPhone8 Plus

91日目。出勤。休み明け、週の初めの勤務日はたいていバタつくのだが、展覧会前というのもあってか今日はやけにばたばたしていた。電話も多い。にもかかわらず、上の人は違うところで会議はじめるし、別部署は皆どこかへ行ってしまうし、肝心の総務の人はすぐに姿を消して「職場内行方不明」になるし(実際どこで油売ってるのか知らない)…で、事務室に残されたのわたしだけ。

そういう時に限って変に電話が多く、ましてやタイミングも重なってしまって大変なことになった。昭和の映画じゃないけど、右と左で別々の電話取らなきゃいけない、みたいな。聖徳太子じゃあるまいし。

電話番すると必ずこうなるから嫌なんだよな。

例の豪雨の件で実家からLINEが来た。鹿児島の片田舎で、水害はなかったものの家の近所の山が少々崩れたらしく、土砂が道路に出てきてしまったために通行止めとなってしまった。住民総出でどうにか土砂をかき出して通行できるようになったらしい。

しかしあちこちで山とか崖が崩れているようで、土砂もそれなりに流出しているという話だ。幸い家まで十分距離があるので直接的な被害は今のところはないが、ご多分に漏れず「シラス」でできた土地なので何があってもおかしくはないから避難できそうなら避難しておくように伝えた。

あの辺りは九州の田舎によくある「高齢者が中心の地域」であって、いわゆる働き盛りとか若い世代が極端に少ない。子どもがほとんどいない場所でもある。仕事が農業か役場勤めかちょっとしたスーパーとかそういうところくらいしかもうないので、若い世代はみんな出て行ってしまうのだ。

いや、探せばあることにはあるんだろうけど、暮らしていけるかは別問題。実家暮らしで、っていう体ならできるようなお給料が大半だ。おそらく、熊本の球磨村やあのあたりも似たようなものだろう。避難しようにも車がないと動けないところだし、道路の数も限られているので逃げるルートも限られてしまう…こういう問題はほかの地域でも同様に出てくるだろうなこれからも。復興とかそのあたりでも若い世代が少ないことが問題になってくるかもしれない。どうすりゃいいんだろうか。

だからといってすぐに帰郷して、ていう気持ちにわたしもなかなかなれないから、おそらくこれは相当根深いように思う。

豪雨のこととなると河川氾濫で被害を受けたところがクローズアップされるが、その下流の河口付近や港、海の様子も伝えてほしい。流木やごみが一気に流れ込むから漁業どころではなくなると以前何かしらの記事だったか、実際に漁師さんから聞いたか、どちらだったかは忘れてしまったが、今回もそうなっているかもしれない。しばらく漁業どころではないだろう。あのあたり昔の仕事の関係から気になっている。

 

雨が上がらないことにはどうしようもない。