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180日目。仕事の日。
昨夜どうにか週末の義母誕生日会の会場を予約してほっとしたらそのまま軽く寝てしまったらしく、慌てて起きて洗い物とかお風呂とかそういうのしてたら結果的に寝るのが遅くなってしまった。
それを引きずっての朝、そしてお弁当作りなのでしんどかった。お弁当に入れるものはありあわせのものと卵焼き程度なんだけど。
出勤後、同僚と次の展覧会チラシデザインについて討議。印刷会社からあがってきたデザインが正直「んんん??」というものだったので二人して頭を抱えている。作り直してもらってそういう反応なので、最初に出てきたものは…うん、想像してもらいたい。
「ああしてこうして、と伝えたんですけど…伝わってないですね…」「この文字の処理というかレイアウトというか、これどうしようか…」という感じでああでもないこうでもない、どうやったら先方に伝わるかを考えている。
今回は、というか今回も間に専業のデザイナーを挟んでいないので、印刷会社にいるデザイナーに作ってもらっているのだが、このあたりがなかなか難しい。デザイン外注すればそれだけ費用がかかる。しかし費用かけて作ったチラシが集客・告知に寄与しない場合は「ただの独りよがり」となってしまう。
カッコイイチラシがすべてではない。集客に見合うコストを割けるかっていう部分なんだけど、それ言い出しちゃうと博物館・美術館の意義って何よ、集客自体が館のすべてではないだろうという話にもなる。
しかし、ある程度の集客がないと今度は「箱モノは無駄!」ていう対象になってしまうし、この20年程はそういう話ばかり聞く。新型コロナの影響でそのあたりは変化していくのかなとは思うが、たぶん時間かかるのは間違いない。
それはおいといて。
デザイナーを挟まないのであれば、やはり自分たちでもある程度チラシが作れた方がいいなという話で討議は終わった。学芸員が器用貧乏と言われるのはそういう所以でもある。「人手も予算もないのであれば自分らでやってしまおう」という話になりがちで、だいたいこの仕事してる連中は好奇心が強い人がほとんどだから「じゃあこの機会に…」とばかりにillustratorの使い方やらレイアウトの仕方やら、そういうのをちょこちょこ勉強する方向になりがちである。それに勉強しといた方が印刷会社の人と打合せするときにいろいろ話ができる。
とまあ、そういう「本業以外」の部分でも仕事が増えていくから、いろいろと大変なことになりがちなのである。いや、マネジメントできてないわたしだけかもしれないけど。
緊急事態宣言から180日、つまり半年が経ったわけだが、当時のことが遠い過去のように思えてならない。生活にマスクは必需品になったし、他人の動きに対しても敏感になった気がする。手洗いうがいを念入りにするようになった。大声でしゃべってる人を変な目で見てしまうようになった。何より政権が変わってしまったのが一番大きいことだろう。
数えればキリがないと思うが、変わったことは後でまとめてみたいと思う。