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写真撮って、日記書いてます。

25年ぶりの歯医者通いで親知らずを抜歯することになったのだけれど失敗した話

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589日目。休日の日。

とうとうこの日がやってきてしまった。25年ぶりに通い出した歯医者で抜歯するという日だ。25年ぶり過ぎて治療方法すらジェネレーションギャップを感じるのだが、抜歯の方もそうなっていた。

 

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ああでもやっぱりアレだよ、怖いものは怖い。

土曜日もあってか待合室はかなり空いていて、珍しく座席に座って待つことができた。ふと足元を見るとスリッパの先から覗く靴下の縫い合わせ糸。古めの靴下が穴が開いたので縫ってもらったやつだ。よりによってこの靴下を履いてくるとは自分でも気を抜いてしまったのがいけなかった。あな恥ずかしやと思うか思わないかの段階で呼ばれて診察室に。結構恥ずかしいぞこれ。

心の準備ができていない状態で「さあやりましょうか」と麻酔を打たれる。3本。え、3本?打たれてるわたしも思わず「えっ」と思った。2本目打った後で「○○さん(看護師)、カートリッジ出しといて」という先生。え追加麻酔か

10分もすると効いてきて口の中が変な感じに。いよいよだ。「じゃーまずは抜いた後に当たってしまうことになる歯の尖ってるところ削りますね」とゴリゴリ削られる。3本も打たれれば痛さも何もないぞ。振動は伝わってくるけど。途中先生が「痛かったら遠慮しないで言ってくださいね」とずーっと言ってきたが、先生、あなたが打ってくれた麻酔3本分で全然痛くないですよ。しかも隣のブースで小学1年生くらいの女の子も歯を抜きに来てるみたいで麻酔打ったけど泣かなかったじゃないですか、おとなのおじさんが痛いとか言えないじゃないですか、などと思っていた。

下処理の後、いよいよ親知らずとさよならの時間がやってきた。「ほいじゃあいきますね」と口の中をゴリゴリと先生がやってくるも、なんだこれ。ペンチみたいな器具がすべってバチンと口から出てきた。

先生もどうしようと考えこんでいる。

 

どうやら抜歯に失敗したらしい。

 

はあ?麻酔3本打っておいてまさかの展開?どうなってんの?

先生曰く、親知らずが骨と癒着しているらしく、本来なら隙間があるはずのところに隙間がないので抜くに抜けない。今回の治療で少し隙間を作ったので次回引き抜くので、ということらしい。えーなんだよそれ。先生も「ずいぶん頑丈な親知らずだねーこれは骨を食っていくんで、抜いた方がいいのは確かなんですよ、今回隙間作ったはずなので次回抜きます」とまるで自分に言い聞かせるように言っていたのが印象的だったが、それより麻酔が効いたままのこのわたしの口の中よね。

尖った器具でゴリゴリやられたところがだんだんだんだん痛くなってきた。麻酔切れるのも早い。翌月またこれをしなきゃならないとか地獄だ。家で妻にその話を報告したら「今年中におわらないんとちゃうん?」と脅された。いや、実はわたしもそう思っている。

ともかく、次月までがまた気が重い。またしらばく親知らずとともに暮らすことになるわけで、今より悪くならないように気をつけなきゃ。