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659日目。仕事の日。
朝から九州で地震の話。
かなり揺れたのかテレビから流れる映像にドキドキしてしまう。夕べ寝る前に感じたかすかな揺れはこれだったのか。
幸いにして津波の心配はないという話だが、トンガの噴火を始め、地球内部の動きがどうなってんだろうかという話だ。人間がどうしようも無い部分の方が大きいだけに、避難袋とか避難所の確認とか、そういう備えをしておいた方がいいだろうか。
買っておくべきものが多くて、しかし備えておかなければいざという時に使えないし、で、どうしようかなと尻込みしてしまう。だいたいそういうときにやってくるんだよな災害は。「天災は忘れた頃にやってくる」という話だし、ちょっと気をつけていた方がいいかもしれない。
と思う。
懸案だった事項がひとつ手を離れて、多少は気が楽になりそうな状況になった。まあでも不安なことに変わりはない。テスト段階で見た色が本番でちゃんと出てくれるのか、もう少しいい感じになるのかどうか。その色が問題ないのかどうか…なんというか、印刷って写真って色って、とにかくこのあたり本当に難しい。画面で見るのと印刷物ではまた変わってくるし、印刷を通す紙でもインクの乗り方も発色も違うし、とにかくどこをどういじれば思ったような色になるのかこちらも把握しておかなければならない。なんでそこまで…ていう話だが、仕組みもわかってないと「どこをどう変えてほしい」って言えないからな。相変わらず未知の世界すぎて理解するまでに時間がかかっている。
そういや、今日はとにかく時計がずれる日だった。いつもなら一度合わせたらそう簡単にずれることはないのだが、今日は朝と通勤中と昼食時にあわせることになった。だいたい3分遅れ。こういう日は何かあると身構えていたら案の定「見て」しまった。職場の地下に行ったとき、白い服を着た小柄な老婆の姿を。こちらに気づかずに通り過ぎていくだけだった。「あー…いらっしゃるのですね…」としか思わなかった自分に後から驚いた。そっちの方がびっくりだ。
そりゃあね、実際に何度も見たり聞いたりしてればね、慣れてくるよね。しかし今日見かけた人は普段見たことがないので、新入りかもしくはこれまでいた人がたまたま出てきたというものだろう。
そういうふうに思っておこう。見た後に時計の遅れは弱くなった。3分遅れが1分遅れになる程度だけど。
磁場的なやつが出てるとかいうじゃない霊的なのって。そういうのだったのかなあ、なんて思ったりもする。いつのまにかそういうのが時々見えてしまうようになった。
こういう日はいろいろと気をつけようとするのだが、そもそも何をどう気をつければいいのか。とりあえず事故とかそういうのを身構えるが、まあそういう時ほどやってこない。気を抜くとやられるが。
『閃光のハサウェイ』ではないけれど。
