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写真撮って、日記書いてます。

怪異現象

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iPhone8 Plus

680日目。仕事の日。

雨になるらしい、という天気予報だ。朝起きてぼんやりテレビを見ながら傘を用意しておかなきゃと思う。この天気だと外出する人も少ないはずなのでバスはスムーズに乗り降りできるはず。それに三連休最後の日曜日だし。みんな外に行かずに家でゆっくりするはず。

たぶん。

その予測は当たったようで割とがらがらだった。道路自体も空いてるのでバス自体もスムーズに行く。ああ…今日も仕事か…と思う。まあね、お金稼がないと暮らしていけないからね。

このところ、身の回りに不可解なことが起きていてちょっと気味が悪い。わたしが使っていた道具がなくなったり、同僚の使っていたものが真っ二つに割れてしまったり、そのほかエトセトラエトセトラ…特にわたしの道具については、休みの前日までは確実にあったのをこの目で確かめているのに、休み明けにいつものように使おうとしたらいつもの場所になくて、棚やら不燃ごみのところやらを探したけど出てこなかった。人に聞いても「えっ、何それ!?」とか「なんで!?」とかびっくりされてしまった。

こんなコロナの時代だから、ほかの人の道具を触ろうとするなんて到底考えられないし、実際その通りなのである。だとしたら今どこにあるのか。職場内をあちこち探したけど結局出てこなかった。結構な大事件である。

しかしこのように直接的な怪異現象に当たるのはめったにない。過去に幽霊なのかお化けなのか分からないけど女の子を見て、それからちょこちょこ気配を感じられるようにはなったが、ここまでのことはなかった。気配はあるけど向こうから何もしないし、こちらとしても「あ。いるのね。」という感じで相手の邪魔をしないようにするような対応だったから実害も何もなかった。いわゆる「すみわけ」というやつだ。

が、今回はちょっと様子が違うのである。何だろう、ジワジワとやってくる気味悪さがある。何か変なのがやってきたかな?それとも出てきてしまったのかな?とか思うけど、あんまり思い当たる節はない。

だいいち、わたしが原因ではないはず。

と固く信じたい。

そもそも、何かがついてくるときとか出てくるときは独特の感覚があるものだが、それが今回全くない。「ぞわっ」もないし、ニュータイプ的な「ぴきーん!」もない。だから逆に不気味だよね。

そんな話を真顔でしたら「こいつなんなん…!?!?」みたいな顔を数人にされてしまった。ああ。

某漫画広告ではないが「おれ、また何かやっちゃいました?」的なのがマイナスベクトルで展開しているのでとにかく話題を変えることに必死だった。あんまりこの話題はよろしくないね。人を選ぶというか。

それよりも、消えてしまったわたしの道具はどこに行ってしまったのだろう。手に戻ってくるだろうか。このままあいまいに終わってしまいそうな気がする。夕方、夜までずっと雨。せめて天気だけでも晴れてくれれば良かったのに。気持ちもあまり晴れやかではない。