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写真撮って、日記書いてます。

「お話して」と言われるが、お話ストックがほぼ無いことに気づいた

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時々、妻が寝る前に「お話して」と言ってくるようになった。なんでも昼間にうとうとしたせいで夜になっても寝られないのだという。思わず「子供か!」と突っ込みたくなる。

いや、突っ込んでたかもしれない。

正直なところお話してと言われて昔話のリクエストが来るとは思わなかった。民俗学を専攻していた人間としては「よっしゃやってやろうじゃないの」とやる気になったのはいいのだが、さあ話してみよかーと脳内の昔話リストをざーっと検索してみると、あらまあ思いの外ストックがほぼ無いことが判明した。

…昔話を専攻していた訳では無いもんなあ…しかしなんか癪である。

とはいえ、相手のリクエストもあるので、初回は定番の「桃太郎」。

これは自分もよく聞いていた話なので難なく話すことができた。

他には、「大工と鬼六」「浦島太郎」「おむすびころりん」「力太郎」「狸列車」「マヨイガ」「3枚のお札」等々。「マヨイガ」なんか遠野物語の中の1エピソードにしか過ぎないんだけど、短時間で終わらせるにはちょうどいい。「狸列車」は松谷みよ子の何かにあったエピソード。狸が汽車の真似してぶつかるエピソード。まさかの「大工と鬼六」とか、自分でもこれを選ぶセンスにいささか疑問があるが、まあいいか。

そうやって昔話カテゴリーを考えていくと、日本三大太郎こと「桃太郎」「浦島太郎」「金太郎」のうち、金太郎のエピソードって他の二つに比べてあんまりよく知らない気がする。坂田金時の幼名とかそういうのは分かるけど、鬼退治したとか竜宮城に行ったとか、それに比べてなんかあったっけ?とか何したっけ?と考えてしまう。滝の鯉捕まえる話とか熊と相撲したとか、そういうのはあるけど、何か印象に残らないんだよな不思議と。だいたい大人になった後の話の方が有名なんじゃないの。酒呑童子討滅戦パーティーの一員だったとかそういうの。

「力太郎」の方がインパクトはでかいし、やったことも簡潔に分かりやすいから頭に残るような気がする。垢から人形を作るこの話ってちょっとゴーレム使いの話を連想させるよね…。

ただねえ、冒頭にも書いたけどストックがぼちぼち切れかけているのも事実だ。それこそ、わたしが小さい頃は昔話の番組を見ていたし、「おはなしのくに」とかで世界各地のお話も知った。夕方やっていた、分割して物語を続けてくれる番組もよく見てたから(『ルドルフとイッパイアッテナ』が放送されていた枠)、知っていたつもりだったんだけどな。気づけばいつの間にかすっかり抜け落ちてしまった。「笠地蔵」「鶴の恩返し」くらいまではなんとかなる。「手袋を買いに」(これは童話か)とかもできなくもない。

この際、童話カテゴリーも含めてお話カテゴリーとしてストックを増やしていくか。児童書とかその辺読んでネタを増やしていくしかないなあ。

なんかこう、典型的なフィールドとテキストの間みたいなことを実践しているような感覚があって、これまとめたら面白いんじゃないかと思う反面、そこまですることなのかなと思う自分もいて、ちょっとモヤモヤはする。

で、だ。こういうのにありがちなのが、話を始めて数分で相手が寝るというやつ。毎回そんな感じで、話の途中で相手が寝てしまう。まあ寝るためなので良いのは確かなのだがちょっと寂しくもある。

途中で寝られると、今聞いているのか聞いてないのかわからないことが多い。あ、寝たかなあと思って話を止めると「…続きは?」とか言われるなんてこともあった。おおう、聞いてたんかとびっくりして話を続けるけど、またすぐに寝てしまう。しかし翌朝「こういうことがあったよー聞いてたんだね」とかいうと「あれ、そうだったっけ?どんな話だったっけ?」とかいうこともザラで。いいんです、ぐっすり寝てくれればそれで。

そういや、今住んでいる地域の昔話はどんなのがあっただろう。これも図書館とかで調べれば本があるかな。とにかく児童書コーナーでいろいろ読んで勉強しよう。もうちょっとお話ストック増やしたい。増やしたら良いことがあると思う。たぶん。