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写真撮って、日記書いてます。

かっとべ!

昨日あんなことがあったので、今日は思い切ってぼけーっとしてみた。ネットを徘徊し、2chやらニコニコ動画を見、テレビはデフォルトでNHK教育。たまに市役所から郵便で来た年金関係の書類に必要事項を記入したり、借りてきた本を読んだりしていました。

んで、ケータイのアプリの「ミニ四駆GPX」で遊んでたら、なんか突然にまた一台組み立てたくなってしまった。ほんとに突然。「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」DVD-BOX(完全生産限定版)

フルカウル直撃世代なのでアニメも見てたし漫画も読んでた。めちゃくちゃはまってた。『コロコロ』はしばしば兄弟間の火種になった。

漫画やアニメでは今から考えてみたら「ねーよwwww」的演出がいろんなところで見られた。例えば「かっとべ!」なんて気合いかけたらマシンがものすごく加速する、とか。応援すればそれに答えるマシン。「空気の刃」でいろんなものを切り裂いていく危険なマシン(キットが出たときはそのシールの失敗具合に泣いたものだった)そしてやっぱこれだなぁ。「マグナム・トルネード」「マグナム・ダイナマイト」。

ごく簡単に説明すると、コースアウトした主人公(弟・直線バカ)のマシン、「マグナム」が突然回転をはじめて、まるで拳銃から発射された弾丸のごとく高回転の螺旋を描いて直進、コースをショートカット。そして気付いたら先頭集団の前に着地…という実際にあったらすんげー技である。「ダイナマイト」の方は原理は同じだけどなんかさらにすごいのでどう書いたらいいかわからなかったりする。

そしてストーリーを貫く「マシンへの愛」。一台のマシンを愛することは、一人の人間を愛するに等しい、とまではいかないけどそのようなものがあったわけで。特にマグナム・ソニックが破壊されたとき(つーか溶岩に溶かされた)の衝撃は結構すごかった。

そんなタミヤとコロコロと作者の意図に見事に引っかかり、一人のミニ四レーサーと化したおれでしたが、大会なんて一度も出たこともなくブームは過ぎ去ってしまったのでした。作ったマシンはいっぱいあったけれど、田舎だとレースなんてなかなか開かれないのだ。そんなこんなでいつの間にか忘れ去られ、かつて持っていたマシンは引っ越しの時にどこかへ行ってしまい、「ものを組み立てる」という欲求はミニ四駆、プラモから自作PCなんてのに移り変わってゆくのでした。

しかし、例のアプリの件や、そこから知ったアニメのDVD化という情報、そして新マグナムが登場するという話…なんだろう、この胸の奥からわき上がるよくわからない感情は。また遊んでみたい。また走らせてみたい。自分オリジナルのマシンを組み立てたい…。もう大人だけどいいじゃないか。久しぶりにやってみるか。

と、いうわけで通販だけどキットとかを購入してみた。1/32 フルカウルミニ4駆シリーズ バスターソニック

まだ発送されていないのですごく待ち遠しい。いろいろ見てみたら結構似たように「復活」している人たちもいるようだ。

それから、公式レギュレーションがいつの間にか改正されてて高校生以上が出場できるクラスがあった。ついでに「学園祭にコースを貸し出すぞ!」的なサービスもやっているようだ。少子化ってのもあるんだろうけど、あの頃のレーサーを抱き込もうとしているのが見え見え…しかし悔しいかな、やっぱはまっちゃうんだろうなぁ(笑)。

とりあえず1台組み立てて感覚を取り戻そうと思う。

後、未だに謎なのが、何でアニメとかマンガではミニ四駆レース=マシンと併走、なんだろう。「ダッシュ四駆郎」なんか走ってステッキで方向チェンジとかやってたし。「爆走兄弟」なんか「お前らどんだけ体力あるんだよ」的な距離を平気で走ってた。あれ、実際にやったらおもしろそうだけどあっという間にマシンにおいていかれそうだな。