キッカケはTwitterから
この数年位、いろいろとつるんでくれるアカウントがあった。なんというか、くだらない馬鹿話で盛り上がる部活後というべきか放課後の教室的なノリというか。男子校みたいな雰囲気はこんな感じなんだろうか。共学だから細かいところまではわからないけれども。
そんななか、一人が「デジタル一眼レフが欲しい」と言い出して、何を買おうか迷っているという話だったのが2ヶ月位前。この時はじめてスカイプを使って通話する。その際、何ヶ月後に別件で福岡に来るので会いましょうという話になった。私を含めて3人で福岡の町で飲みましょうと。
そして先週、デジタル一眼レフ買ったよという報告と、今度はレンズがほしいという話になって、じゃあ福岡大周遊しながらカメラ屋さんめぐりしましょう、という流れになった。
ちなみに彼が購入したのがD750。フルサイズ機。個人的にはあのチルトシフトする液晶がなかったらなおいいカメラだと思うのだが、まぁそれは人それぞれだ。
というわけで会ってきた
正午ごろ博多駅に集合。自称「17歳JKかつ石油王」な連中である。男だけど。
何を言っているかわからないだろうが、まぁそういうノリの連中なのだ。
「石油王」の優雅な午餐
石油王だから昼から飲んじゃうぜ。
「支払いは博多港にとめたタンカーにすればよかったな」「ああ、その手があったなぁ」「まぁ、魔法のカードあるから大丈夫っしょ」どこまでほんとか嘘かわからない会話が続く。現実世界では初対面にもかかわらず、すんなり相手を認識できたのはあれかな、ツイッター上の人格とリアルの人格のズレがあまりなかったからなのかな。
石油王たちの優雅な会合は、2000年が15年前ということで一同がっくりするというハプニングが。いや、みんな17歳JKなんだが。
— せいた@DJ DENKi-BLAN(弐) (@Seita) October 17, 2015
↑ちなみに店内でかかっていたBGMに反応した結果です…
レンズ探しに
D750を買った青年Y氏(仮名)にスカイプや飲み屋で話を聞くと、撮りたいのはこんなものだった。
- ギター
- ペット写真(室内)
- 街の風景
- そのほか
同行のL氏(仮名)とともに絞り込んでいくと、標準かマクロか、どちらかにしようということになった。標準だと35~50mm、マクロだと60~90mmくらい。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ニコン
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最初なんだし、これから慣れていけば?と推したのがこれ。開放1.4だから室内でも明るく撮れるだろうし。ただD750クラスになるとISOも3200とか普通に使えるだろうからそこまで意識しなくてもいいんじゃないか、みたいな話もでた。
SIGMA 単焦点標準レンズ 50mm F1.4 EX DG HSM ニコン用 フルサイズ対応 310554
- 出版社/メーカー: シグマ
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Y氏本人はこっちもいいかなとシグマの50mmを気にしていた様子だった。飲み会後目の前にあるヨドバシカメラで試してみようとしたものの、このレンズは取り扱っていなかったようで今回は候補から外れたもよう。
あとは冗談でZeissのレンズなんかを勧めてみたりした。「石油王だから10個位買えるでしょ(笑)」「いやぁ店ごと買っちゃおうかな(笑)」くだらない話をしながら店を後に。ヨドバシカメラだけではちょっと数が少ないので、他の店や中古屋さんもまわってみようという話になったのだ。
運命の出会い、そして
L氏の先導で一路天神へ。西鉄天神駅のすぐそばにある「タカチホカメラ」さんへ。
おりしもホークスがCS出場を決めてセール中で、どこのお店でも「げーんかいなっだっのー しーおかーぜにー」と応援歌が流れていた。
そこでY氏は運命の出会いをする。中古の60mmマクロを見つけたのだ。
Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応
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すかさず我々が購入を後押しする。「お店の人にいって試させてもらえば?」「実際に撮ってみるといいかも」お店の人も親切にあれこれ棚から出したり、説明したり。
そしてY氏はこの60mmマクロを購入したのであった。しかしそれ以外にも50mmとか35mmをどうしようどうしようといいながら試していたようで、後ろから見ていた我々は「ああ、これはもう立派なレンズ沼のほとりですなそうですな」と頷きあった。
ようこそ、楽しく深いレンズ沼の入口へ…。
天神大周遊
その後天神の他のカメラ屋さんやら電器屋さんをめぐる旅に。三脚がほしいとか防湿庫がほしいとか、そういう欲しい物を眺めながらあちこち。私はその日はNewFM2とGXRの2台体制でそこまで重くなかったんだけど、2氏はフルサイズ+レンズだったからそうとう重たかったんじゃないだろうか。
最終目的地の冷泉公園で開催中のオクトーバーフェストへ
最後は冷泉公園で開催されていたオクトーバーフェスで反省会。反省会?いや単純な飲み会だな。ビールがうまかったけど、値段は正直どうなんやって感じだった。石油王だけどこういうところは気にするんや。
女子会と思ったか?今インターネッツについて熱く語ってるぞ!17歳JKなのに! #白目
— せいた@DJ DENKi-BLAN(弐) (@Seita) 2015, 10月 17
最後はカメラ談義じゃなくてインターネット談義で盛り上がったけど、結論としては次は名古屋で会合をしましょうという話になった。
やはり博多港にタンカー5隻くらい停めて、オクフェスのビール飲み放題で飲んでくればよかった… #自称石油王の優雅な妄想
— せいた@DJ DENKi-BLAN(弐) (@Seita) 2015, 10月 19
↑このくらいできたらかっこいいよね。できそうにないけど。
L氏が先に帰ったので、その後はY氏とだべりながら中洲の屋台。ラーメンと餃子で締めておしまいとなりました。いやはや、ほぼ1日飲んでいたような気がするな。
ま、たまにはそういうのもいいじゃないか。
カメラをもっと使おうよ
ちょっと気になったのがこれ。せっかくフルサイズ機買ったんだから、もっと町中で使ってもいいんじゃないかなと。Y氏にいわせれば「買ったけど値段が値段の機種なので、傷とか入ったらいやだな、みたいなところはありますね」という。
たしかに、D750はいい値段がするカメラだから大事にしたい気持ちもわかる。私もD80の底に傷が入ったときはちょっと凹んだし。
でも大事だからっていうのでずっとカバンに入れっぱなしで結局撮影しなかったんじゃ意味がないわけで。これは私もよくやってしまいがちなんだけど。カメラ持ってきているのに写真撮らなかったとかよくある。せっかく持ってきてるんだから1枚くらいは撮ろうと自戒。とかいいつつ、今回掲載している写真は全部iPhone5sで撮影したものなんだけど。
あとは「カメラ持ち歩いている姿」が慣れない、町ゆく人に変な目で見られるんじゃないかていう話もあった。今は観光客や普段からカメラ下げている人も多いからそんなに気にしなくても大丈夫だよ、みたいな話はしたけれど、まぁそれでもはじめてカメラを持ち歩くときは緊張するよね。私も変な緊張感あったし。
…うーん、田中長徳氏がいうように「フルサイズ機買ったはいいけど結局コンパクト機を新たに買い直してそっちを使い続けてる人間」みたいなことにならないよう、いっぱい写真を撮ってほしいですね。
カラー版 カメラは詩的な遊びなのだ。<カラー版 カメラは詩的な遊びなのだ。> (アスキー新書)
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オフ会楽しかった
Twitterで知り合って、実際に会って話してみる、なんてことを今回初めてやったわけだけど、楽しい会だったように思う。ただまぁ、これはたまたまお2人ともいい人だったからよかったものの、中には悪意をもちつつ接近する人もいるだろうし、見極めというかそういうのをよく考えないといけないなと。たまたまノリが近い雰囲気だったのがよかったのかな。
次の「石油王たちの優雅な会合」は名古屋、その後は熊本で行う予定らしいので、熊本の美味しい店を発掘する作業が必要となった。まあだいたいあの辺かな、なんて考えはあるけど、安くてうまくて飲める、なんていう条件をいれると難しい。石油王なのに「安さ」が重視されるんだぜ。名古屋は行ったことがない地方なので結構楽しみだったりする。問題はいつ頃行くことになるか、だけど。
またカメラ談義・写真談義しましょう。