先日も書いたように、先生から調査実習に関する課題を出されている。一度メールで提出したら、その倍以上の注釈というか課題というか「ここらへんもっと具体的にお願いね」というか「こっちも重要だけれど君の研究課題も重要だからもっとよく考えてね」というか、まぁそんな感じのメールが返ってきて少々へこみ気味な日々を過ごしている僕です。
課題が出されている理由は、いわゆるTAってのをやらなきゃいけないから。要するに後輩の面倒を見る、というものらしい。なので調査実習にもついていく予定。
しかしまぁ今年はいったいどんな連中が「民俗学」にやってくるのか全くわからないんだとか。それはそれで怖い。
フィールド設定
そんな「未定」だらけの調査実習だが、とりあえず調査地、つまり「フィールド」を決めなければならない。と、ここでものすごく根本的な問題に突き当たる…「フィールドはどこにあるのか?」。これまで参加してきた調査実習の行き先はたいてい「田舎」とされる場所だった。バスに揺られてどんぶらこ〜である。「どんぶらこ〜」はちょっと違うか。しかしなぜ「田舎」なのだろうか。自分たちの身の回りにも民俗学として扱える事象があるのでは?
- 作者: 上野和男,福田アジオ,高桑守史,宮田登
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 1987/06
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ググってみるが
諸処の問題を抱えつつ、調査地を絞ってみようとググってみた。が、なんか微妙なものしか出てこない。なんかもうグダグダ(自分の中では)。だいたい初TAになるヤツに調査地設定とかを任せるなんておかしいんだよぅ、ノウハウをちょっとくらい示してくれたっていいじゃないかぁ、と自棄酒でも飲みたい気分だ。
やっぱ先輩に相談した方がいいのかもしれない。早めにした方が良さそうだ。
それで、研究課題は?
ほんでもって、自分の研究課題も考えなきゃならない。あーもーめんどくさい(笑)
まだあんまり具体的には考えてはいないんだけれど、卒論をベースにしたことを考えていきたいと思っている。本来の文脈から離れ、観光資源として利用される民俗文化(これをフォークロリズムというようだ)と民俗学についてを考えてみたいが、なにぶんそれだけでは対象が広すぎてタイヘンなことになってしまう。これからさらに絞っていかなければならない。しかし卒論の課題研究のあの血の滲むような(んなこたーない)そぎ落とし過程を思い出すと…それだけでもうへとへとになってしまいそうである。しかし自分で選んだ道である以上は血でも涙でも汗でも流す覚悟でやるしかないのだ。
参考文献探してるけれど、この分野はあんまり人気がないのか研究途上なのか、数がそれほど出てこない。卒論の時もこれで苦労したが、やはり今回もこの数の少なさに苦労しそうだ。
先生から送られてきたメールに、来年度(今年4月から)の研究室体制についてが若干記されていた。どうやらM1は私の他に社会人の方がいるらしい。そういやぁ受験の時になんかそういう話が出ていたな。どんな方なのだろうか。もう一人の先生曰く「すっげーパワーだから気をつけな!」…ちょっと怖いです。