iPhone 衝撃のビジネスモデル | |
岡嶋 裕史 光文社 2007-05-17 売り上げランキング : 1495 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
iPhoneが欲しい
米国ではiPhoneが6月29日に発売されるという。しかし、アジアでの発売は2008年らしいし、さらに日本では通信方式の違いから果たして発売されるのかどうかさえアヤシイという状況。しかしなぁ、あのインターフェイス関係を見てると欲しくなるんだよなぁ。9個のボタンで日本語入力、を考えた人もすごいと思うんだけど、長文打ったりネット見るときURL入力には不便だし、パスワード求められる場所で打ち間違えたときのあのイライラといったらもう…!
『iPhone 衝撃のビジネスモデル』を読んだ。iPhoneはひょっとするとケータイという概念を書き換えてくれるすんげー物なのかもしれない。この本はWeb2.0についてやその収益モデル、あるいはPCのインターフェイスやリッチなユーザー体験を解説しながら、iPhoneがいかに革新的なのかを論じている。もっとも、iPhoneそのものが出てくるのは後半部分。それまでずーっとWeb2.0やユーザー体験についてが述べられる。なので「iPhoneマダー?」とじらされてからだが火照って…という感じ。まぁiPhoneの情報はWebをさまよえば見つけられるから何とかなるからいいんだけど。
iPhoneってのは革新的な技術はあんまり使われていないと思う。でもそれをまとめて、まったく別のもの、しかも革新的なことをしてくれそうな製品になっていると思う。そんなことを読んで思ったけど、相変わらずAppleって会社はすごい。
もしかしたら今後iPhoneですべてが一括してできる時代が来るかもしれない。もっともそれはiPhoneだけではなく、ケータイと言う分野において可能性が広がっているのではないだろうか。実際スマートフォンなんてのがブームになったのも単にカッコイイと言うだけでなくて、やっぱりケータイに求めるものが若干変化してきているからではないのか。ケータイ会社にはぜひともがんばっていただいて、閉塞的な業界を何とかし、iPhoneのようなオーグメント的な製品やサービスを提供して欲しいとおもう。