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写真撮って、日記書いてます。

クラシックカメラの魔力

別にカメラに詳しいわけではない。 あのレンズがどうだとか、あのメーカーのがどうだ、とか。そういう事は全く知らない(わからない)。撮影するといってもケータイについてるカメラでぱちぱち撮って、「あーまたぶれてるなー」とか何とか言いつつ、できるだけおもしろく撮れたやつを友達なんかにメールで送信してる。そのくらいのユーザーである。 しかし今度どうしてもカメラを購入しなければならなくなってしまった。学校の実習で必要なのだ。しかしなぜ「必要」なのかも問わなければならない。フィールドで一体何を撮影すればいいのか、そしてその根拠は?…なんて考えると(考えなければならないのだが)長くなりそうなので今日はやめとこう。 ほんでもってデジタルカメラを購入しようと考え中。この際だから一眼買って勉強してみるのもおもしろそう。 なのだが。 デジタルで撮影することとアナログで(銀塩で)撮影するという事は意味が異なってくるのだろうか、と考え出したとたん、アナログも必要なんじゃねーのかなんて考えるようになってしまった。アナログでもデジタルでも撮影者の腕が関係してくるのに、である。しかし考え出したら止まらない性格なので、アナログもアナログ、メカニカルな機構がいっぱいついてるクラシックカメラがだんだんとかっこよく思えてきた。初期の頃の民俗学者もこういうカメラもって歩いて写真撮ってたんだろうなあ、と考えると、なんだか不思議な感じがする。 クラシックカメラで撮影された写真を載せているブログとかもあるみたいで、その写真を見てるとなんだかよくわからないけど「いいなぁ」と思えてくる。味がある、といったら変かもしれないのだけれど(写真もよくわからない人間がなんか言っていますが)、とにかくデジタルにはない、なんかこう、おもしろみというかそんなのがあるように思えてならない。 そんなわけでクラシックカメラを売ってる通販サイトを見てみると、上はマスオさんが驚いたときのリアクションをするくらいの値段から、何とか手が届きそうな範囲のものまでいろいろ。1940年代のカメラなんかが売られているのを見ると、「こいつはどんな人の手から手へと渡ってきたのかなぁ」なんていう「物語」まで見えてきそうな感じだ。 デジタルが主流になるけれど、こうしたアナログというのもいいものなのだなぁ、なんて「へっぽこ」写真しか撮ったことがない私が言うのもあれですが、そんな魔力に惹かれるのでした。
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この本読んでからクラシックカメラについて「なんかいいなぁ」と思うようになりました。