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写真撮って、日記書いてます。

また一人、去ってゆく

観覧車

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また一人、知人が亡くなった。いや、知人というよりは大先生というべき方だ。

私よりも半世紀ほど年上のその先生は学会の重鎮であった。最晩年のこの5年ほどしか関係は無かったけれど、気さくに話しかけてくださった方であった。諸先輩方がその大先生に師事していて、学会後の懇親会は自然と大先生中心に輪が出来ていたように思う。なんだかんだで私もそこに混ぜていただき、様々な事を教わった。写真に関しての研究を発表したら「面白い、2次元と3次元を繋ぐものになるだろうから今後も研究を続けなさい」とコメントを頂いたことがある。当時も今もそのコメントにあった部分にたどり着けていなくて非常に申し訳無い気持ちでいっぱいだ。

今年は年賀状も出せなかったし、不義理だらけだわ。

あとから知ったのだが、大先生が亡くなられた日は、私が別の先生と「大先生危ないらしいで」「んなあほな」「いやいやあのセンセ10年に一度危ない橋わたってんねんで」「マジッスカ」「でも悪運強かったし今回も大丈夫やと思うで」「そうあってほしいですねぃ」なんて半分本気、半分冗談の会話をしていた日だったらしい。今考えると虫の知らせじゃないけど、引っかかるものがあったのかもしれない。よくわからないけど。

しかしまぁ、もう少し長生きされるだろうと思っていただけにショックというよりも驚きの方が強い。「お別れの会」が開かれるらしいので、参加出来ればそちらに参加したいと思う。

ご冥福をお祈りします。