プラネタリウムを見に行ってきた
ちかくの科学館にプラネタリウムを見に行ってきた。
ほんとは朝一の回を見たかったんだけど、この日に限ってバスが遅れてしまって、到着したのは第1回目始まったあと。受付で2回目の「キッズプラネタリウム」を勧められたので、子供たちにまじって見ることにした。
開始まで時間があるので、館内を適当に見学。
理系の博物館はいつ見ても面白い。そう感じるのは自分が文系だからなのだろうか。いつ行っても何かしらの発見がある。
「宇宙の大規模構造」なんて展示を見たときは、自分の小ささに声も出ないというか、これだけ無数に星があるのかという驚きと、その中で地球があって自分という存在がある不思議に改めて身震いする。今見てる星の光が何十億年前のもので、もしかしたら今既に無くなっていたりするかもしえない、なんてこと考えると、いろいろたまらなくなる。なんと言えばいいか分からないけど、世の中の不思議を感じてしまう、それが面白くて仕方が無い。
そうだ、昔ぼくは宇宙少年だった。親に連れられて鹿児島の科学館のプラネタリウム見に行ったり、天体望遠鏡で月眺めたりしてたっけ。まだその望遠鏡は実家で現役らしい。
それよりもっと前は岩石少年、恐竜少年だった。まあ要するに、その頃から古いものに対して興味があったわけだな。それが講じてか、分野は違えど今こうして博物館関係の仕事に就いてる。
展示されてる隕石の断面見たときは、久しぶりに岩石採集とか鉱物標本を手に入れたくなった。小さいときに収集していた岩石コレクションはどうなったんだろうか。
小さい頃にこういうの読んでたら、たぶんそっちに進んでいたかもしれない。人生とはわからないものだ。
時間になったので子供たちに混じってキッズプラネタリウム鑑賞。
なんでも日本でいちばん長生きしているプラネタリウムらしい。カールツァイス・イエナ製。東ドイツの雄。イエナ製だから「イエナさん」が愛称らしい。
こういうメカメカしいプラネタリウムを見るのも久しぶりか。
番組の内容は子供向けということもあって、太陽系の惑星のやさしい解説。解説の女性のトークを聞いて、子供向けはどうしたらいいのかもチェックしてみたが、対話型にして子供たちにあれこれ考えさせて発言させる方法が盛り上がるようだ。その技術が非常にうまくて勉強になったのと、久しぶりのプラネタリウムの星空がきれいだったのもあって、あっという間の50分だった。やっぱ星空眺めるの好きだな。
待ってる間に休憩スペースで読書。
久しぶりにニュートンを読んで、この雑誌が上質な写真雑誌だったことに改めて気づいた。何歳までだったか、親父が購読してたんだ。当時は自分のわかるコーナーくらいしか眺めてなかったけど、それが岩石やら宇宙やら、そしてネイチャーフォト(動物とか自然)。なんだよ、ぜんぶここに繋がってるじゃないか。
なんとなく見に行ったけど、いろいろなことを思い出した1日だった。なんだか初心に戻れたような気がする。今回はキッズプラネタリウムだったけど、次は普通のプラネタリウムも見に行こう。
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