iPhone5s
誕生日を迎える人のために、プレゼントを買いに行ってきた。アクセサリーが欲しいということだったので、とある駅から徒歩数分のアクセサリーショップまでぽてぽて歩く。アクセサリーなんか買うの初めてだから割と緊張していたのが自分でも分かった。
シンプルな物が欲しいというリクエストは簡単なようで案外難しい。ぽてぽてとたどり着いた店の人に相談してみると「こんな感じはどうでしょうか」とあれこれカスタムを提案される。そう、ハンドメイドであれこれ作ってしまうショップなのだ。以前、前を通ったことがあって、その時に見えた商品がセンスよかったしカワイイ物ばかりだったから、その店を選んだ。店の雰囲気もよかったし、店員さんも気さくに話せる方だったので気持ちよく選ぶことができた。ネックレスとピアスをセットで購入して、カスタムまでお願いして。贈る人のことをあれこれ考えて選ぶのは楽しいけど、これで外しちゃったらどうしようか、なんて不安も大きい。
「今度は二人で来てくださいね」なんてお店の人に言われながら店をあとにして、また駅までぽてぽて歩いた。軽いような重いような、フワフワした感覚のするプレゼントを片手に提げて帰路に。喜んでもらえるだろうか。落胆されるだろうか。ぽてぽてといいながら、割と不安で足取りは重たかった。
