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写真撮って、日記書いてます。

図書館で普段手に取らない本を借りてきた

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さすがに今日は振替の休日を取った。

こないだの土日とか先月分の土日とか、とにかく休日出勤分の振替を取らないと消えてしまうのである…つまり損することになる。さいわい、今日は特に何かするわけでもないので休みを取ることができたのだが、やっぱり一番の繁忙期だっただけに休みもなんだか変な感じがしてならない。

いや、家にいていいの?みたいな。

完全に、仕事に追われる人間の台詞だ。

それで休みだから何しようとぼんやり考えたけど、やりたいことはいくつかあったけどお財布的な部分とちょっと遠出になるのが嫌になって、近くの図書館に出かけて何か適当に本を借りてくることにした。妻も一緒に、である。

目的も無いまま図書館に出かけてなんていうのは久しぶりで、むしろなんで最近そういうのできていなかったのかな、ああそうか仕事忙しすぎてそれどころじゃなかったもんな、みたいなボケボケの問答を頭の中でやってしまった。我ながらだいぶ間抜けになっている。こういう状態で本を読んでもいいのか、むしろ本を読めるのか。何より、読める本があるか。いろいろと、人間的な暮らしに戻るためのリハビリが必要かもしれない。魂がどこかに行っている、とはこのことなのだろう。

今日はいい天気で、図書館までの道のりもそんなに遠くなく、むしろいい具合の散歩時間になったのがよかった。風も少しあったし。あちこちの田圃で稲刈りを待つ稲が風に靡いていた。

行った図書館は古くからある図書館なのだが、「分館」扱いらしくそれほど蔵書は無い。駅近くに新しくできた方が蔵書も読書スペースも多い。が、こじんまりした方が好きだし、騒がしくする人もいない。新しい方は子供連れが多いのもあって賑やか。そちらの方がいいという話もあるが、今日はそこまでの元気は無かったので小さい方でちょうど良かった。

ただし、読みたい本も見つからなかったのも事実だ。博物館関係の本とか文化人類学関係の本を読みたかったのだが、博物館と題された本は5冊程度、文化人類学の本は数冊しかなくむしろ冠婚葬祭とかしきたりとか妖怪とかその辺はたくさんあった。どうもわたしの需要と世間一般のものは違うらしい。まあいいか。結局そこではそれらを借りずに、他のジャンルの本を借りた。芸人のエッセイ本とか。普段手に取らないようなジャンルの本を借りたのが自分でも面白かった。

初めて彼の書く文を読んだけどするすると読めるのが面白いし、どうしても脳内に彼の声が聞こえてきて、そんな感じで読めたので借りて全部読もうと。普段は本当に手に取らないだけに、今考えてもなんで自分が手に取ったのかと不思議でならない。まあいいや。

そんなわけで、やや人間性を回復して今日が終わった。明日も一応振休取れそうなので取ろうと思うのだが、Zoom上での会議とかあるのを思い出した。その後は特に何もないはずなので、仕事のことをあまり考えずに過ごせたら。そういう願望。