iPhone14
頼まれごとがあって、それを片付けるというかこなすというか、そういうのをやってきた。昨日一昨日でパワポを切って、昔撮影した映像データを再出力して…とあれこれ準備していざ本番に臨んだら、予定より喋りすぎてしまって後半のメニューの消化があまりできなかったという。
なんていうか、喋りたいことあれこれ詰め込みすぎたのがよくなかった。これが一番の敗因だろう。何に負けたのか知らないが。
今回はこの10年くらいかけて調査してまとめて「こんなことがあった」「こんなことが言えるんじゃないか」というのを軸にして話を組み立てた。10年とはいえ、なかなかその全てで調査に行けてないのでところどころ歯抜けな話になりがちなのだが、とりあえず一箇所はずーっと継続して調査したいなあと考えている。近場であればなおさらありがたいのだが…そうもいかないのが現実だ。
いや待てよ。テーマを変えればまだなんとかならないか?じゃあ何の話を調べていくのがいいか。
となった時点で思い浮かばないからちょっとお手上げに近い。テーマ設定をもう少し考えて掘り下げなければならないな。
それはさておき。この10年で調査したところとその内容を説明して、んでどういうことが言えて、今後どういう展開がありそうか、みたいな話を約1時間くらい話したのだが、楽しかった。久しぶりに自分の研究のことを「怒られることなく」話すことができたし、久しぶりに澱みなく話せたように思う。引き受けてよかった話だったように思う。
しかし、やっぱりこうやって話してみると自分の考えのアラとか後半尻すぼみとか、そういう欠点も見えてきてちょっとしんどくなる。だいたい、10年前にはじめたことなのに何も進化してない。調査データは増えたけど、そのデータから何が言えるかの考察部分がぜんぜんダメで、「結局何が言いたいの?」みたいな風に思われたかもしれない。いや、きっと思われてる。話していた自身がそう思ってるんだから。
でもそのおかげで、自分の研究の良くないとことかそういうのが少し見えた気がする。これは足りない分の調査と文献あたりをまとめるのと、そのほかいろいろとやらなきゃならないことが多いようで頭が痛い。この10年、わたしは何をやってきたのだろうか。院生の頃から何も成長してないじゃないか。
へとへとになって外に出たらこんな夕焼け。季節が確実に動いてるのに自分は何をやってるのだろうか。これはもう少し必死にならなきゃダメだ。改めてそう思ったらお腹が鳴った。
まずは腹ごしらえだな。