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写真撮って、日記書いてます。

書店のない街で

親のゴールデンカムイコレクション

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実家に帰ったらゴールデンカムイが7巻まで揃えてあった。母親が集めてるらしい。

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

実家のある街は書店がない。あったとしても、スーパーのちょっとしたコーナーに雑誌がある程度だ。高齢化の進んだ街では『ゆほびか』とかそういうのが売れてるらしく、それ以外のものはあまりないという。コンビニとか、鹿児島の方に出た時に買うんだとか。あ、鹿児島の方に出るってのは、都会の方に行くという意味ね。

もともと本とかマンガが好きな人なので、新しいものを手に入れるのに苦労しているらしい。だからといってネット通販はやり方が難しくて使いこなせないという。

そのうえネット回線の速度が遅すぎるせいで、注文しようにも気長に待たなくてはならず、それだともういいや、ってことになるらしい。電子書籍なんかやり方も分からないし、ネット回線遅いからデータのダウンロード自体に時間がかかる。そのことはこないだ書いた。

swordfish-002.hatenablog.com

何よりクレジットカードに対する拒絶感があるため(いつもニコニコ現金払いの世界をこれまで生きてきた人たちなのだからしようがない)、そういうのはやりたくないのだとか。「いくら使ったか分からなくなって、最後は家を売らなきゃならなくなるから」という心情の人たちなので、あれこれ言ってもどうしようもない。代引きとかはまだOKなんだけど、そういう支払い方法選べないことが多いので、結局実店舗で購入せざるを得なくなるのだが、冒頭のように書店が周りにないのでという話になってどうどうめぐりになる。

知らず知らずのうちにいろいろと変わっていて、特に地方は私が住んでいて見知っていたころよりもだいぶ変化している。テレビの特集番組なんかでとりあげられているような現象が、こんなにも身近に迫ってきていることを改めて実感した。あと10年したらどうなるんだろう。書店だけじゃなくて、他の店も消えているんじゃないだろうか。そうなったときの経済的な面だけでなく文化的な面もどの様に変化していくのか。

おそらく私はもうここに戻って定着することはないだろう。だからこそ余計に心配で、不安なのだ。

ボランティアしていて思うこと

通勤路に咲いていた花

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今、ボランティアでやっていることを、ボランティアをやめて正式な対価を要求した場合、どのくらいの報酬を得られるだろうか。ここんとこ、そうやって天秤にかけることが多い。まあひとつの思考実験的なものだ。

いろいろとボランティアでやってると、相手が要求をどんどん増やしてくるのね。「あれやってください、これやってください」みたいな。仕様書というか実施計画すらないので、相手の気持ち次第でどんどん内容が変わっていく。仮に、これで報酬を得ると考えたとき、向こうの要求を拒否することはどの位できるんだろうか。「良心的な対応」というか、それはできるかもしれないけど、線引き大事だよな。

とかいうけど、報酬を得ようとしたら税金やら何やらの手続きがめんどいことになるだろう。それもそれでめんどいだろうし、税金でせっかくもらった報酬が無くなっていくのだから、なんだかもったいないし。

まあね、せっかく作り上げた信頼関係を崩してしまうだろうし、今後もこんな感じで続いていくのだろう。もっとも、今の私の技術でお金を取ろうなんてのはおこがましいことだ。ただ初めのうちにちゃんとした取り決めを作っておくべきだったのはちょっと反省。いつのまにかそういうのが「なあなあ」になってしまいがちだから、ボランティアを依頼する側もされる側も何らかの文書を取り交わしといた方がいいのかなとも思ったりした。結局人間関係がギスギスしてくるからいろいろとダメになるのではないか。それを防ぐためにも、ある程度のゆるやかな制限があった方が両者ともうまくいくんじゃないかな。

幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア (河出文庫)

幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア (河出文庫)

 

 

祭りの後はいつも寂しい

応援で貰ったオオサンショウウオのお手紙

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担当していた展覧会の撤収作業があった。あれだけ頭抱えて図面引いたり、チラシの原稿書いたり、ワークショップの打合せやったりで「これほんとに開会できるんだろうか」って1ヶ月くらい悩みまくっていた。まあこれはいつものことで、開会2週間前くらいなんか「ああもう、この職場辞めてやる!」なんていう気持ちに毎回なる。開会したら落ち着くんだけど、それでもどこかソワソワしてしまう。

今回は開会してみたら思いも寄らぬうれしい誤算だらけだった。それだけが大きな収穫かな。

展示作業にたどり着くまでに1ヶ月かかったのに、撤収作業はものの4時間で終わってしまった。撤収・搬出は毎回早いが、今回は特に早かったような気がする。

何もなくなった展示室を前にして「ここで本当に昨日まで展覧会やってたんだよな、あれは夢じゃないんだよな…?」と何度も確認する。これも毎回のこと。キツネにつままれたような気分になる。祭りの後はいつも寂しい。次の担当は来年になるらしいが、それ以外にもあれこれしなくてはならない業務がちらほらある。それをこなしてたらあっという間に担当展覧会がやってきて、またいつものようにストレスでカリカリしてしまう日々が来るのだろう。少なくとも、今はこの寂しさをかみしめていたい。

いよいよスマホ乗換の時期か

帰宅時の電車内

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iOSのアップデートをしてからなんか調子が悪い。触って無いのにバッテリーがどんどん減る。1分で1パーセントずつ減ってるような感じ。そろそろ買い替えどきかなーと思っていたところに急に不調になったもんだから、次の機種選定を慌ててしているところだ。

Android系にするか、iPhoneのバージョンを上げて使うかのどちらにするかで迷っている。

MacユーザーとしてはiCloudで繋がってまとめられた環境が便利なので次もiPhoneかなーと思っていたのだが、格安SIM+SIMフリーAndroidという手もあるなということに気づいた。ただその場合だと環境が変わってくるし、なによりAndroidの操作感があまり好きでは無い。

過去にSO-03Dを使っていたときタッチしているのに動かない・反応しないとか、反対に動きすぎてしまうとか、そういうのばかりだったので「もうこりごり」て思ったのだが、それは改善されているんだろうか。

swordfish-002.hatenablog.com

(この当時は「2年使うぞ」とか息巻いてたけど、結局3年使い続けてるみたい>iPhone5s)

少なくとも、Kindle fireを使ってるときは確実性のある操作感ではないから、おそらく近い感触であろう。まぁfireOSだから、てのがあるかもしれないが。

Androidなら「艦これ」も遊べるなーとふと思ったが、あれはあれで通信料を食いそうだし、その他のスマホゲー(最近FateGrandOrderはじめた)もそれなりに通信するからあっという間に速度遅くなりそう。格安SIMでどこまでいけるんだろうか。

9月初旬から半ばの間に新しいiPhoneも発表されるという噂も聞くし、それを待ってからでも遅くないのかな。値下がりしたSIMフリーiPhone7+格安SIMもいいかも。選択肢ありすぎてちょっと困るな。もう少し考えてみる。

人がいいのも考えものだな

京都水族館・イワシ

GXR + GR LENS A12 28mm F2.5

 

最近、つくづくそう思うの。なんかそういう性格だから、あれやってくんなーい?という依頼に「ハイハイ!やりましょー!」っと答えてしまう。困ってる人を助けないのは腰抜け、てのを誰が言ったかは知らないけど、そういうのをみるとついつい手助けしたくなる。結果的に、仕事がどんどん投げ込まれて自分で処理できるかどうか怪しい状態になっている。

同僚なんかそこらへん要領よくて、頼もうという空気を察したらいつの間にか姿を隠している。いやはや、そういうの俺も見習わなければならないな…処世術というか「うまく回避する方法」というべきか。

で。直近だと同僚の急なシフト変更の対応かなーせめて1週間前に言ってくれればいいのに、2日前とか急に言ってくるもんだからもうバタバタだよね。そういうのもあって、おかげさまで8連勤になりそう。週休2日制はどこへ行ったんだいったい。

元町・旧居留地にできた『ヨーキーズブランチ』にパンケーキ食べに行ってきた

注文したパンケーキ(キャラメル&ナッツ)

ふわふわのパンケーキだった

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最近パンケーキ日記になりつつあるな…。

というわけで、元町・旧居留地にできた『ヨーキーズブランチ』にパンケーキ食べに行ってきた。

なぜか中華のお店の方がでちゃうけど、このビルの地下1階。

 

一言で感想をいうのであれば、「パンケーキはうまいが接客等はあんまりよくない」につきる。

パンケーキは3枚で1皿。とてもふわふわでお皿揺らすとぷるぷる震える。だからといって、ナイフで切ったときに中からだらりと出てくるわけでもなく、ちゃんと固まっている。何これすごい。すごいおいしい。勢いに任せて食べていたらものの10分で完食してしまった。

ただね、パンケーキの出来がいいだけに、それ以外のことが気になって残念なのよ。箇条書きにしてみるとこういう具合になる。

・接客がひどい

店員どうしで談笑していて、お客さんが呼んでるのに聞いてないとか、誰も客の方見てないから手を上げても気づいてもらえないとか、そういうの。あれはおそらく店内に流れる音楽の音量が大きいのと、客がひしめき合っているからというのがあるだろう。気を利かせてあちこち見てる人、こういうお店はたいてい一人二人いるんだけど、そういう人皆無だったな。厨房の方からも料理ができた合図のベルが鳴りっぱなしなのに取りに行く人がいなくて、ていう場面もあった。お店の面積のわりに店員が少ないというわけでもないのにな。

私たちの席を挟んで右側の人が店員を呼んでるのに、左側の席を片付けている2人組の店員は談笑していて気づかずそのままお皿類持ってバックヤードに下がっていった、なんてのを間近に見てしまったからな。あれもしかしたらわざとやってるのかも、なんてことすら思っちゃうんだよね。

半分接客業している身としては反面教師としようと思った。

・隣の席との距離が近すぎる

2人がけの席を店内にたくさん用意しようとしたあまり、隣の席との距離が近くなりすぎている。だいたい45センチくらい。人間一人分の幅かそれに満たないくらい。なので隣の人が注文したものがまる見え。我々の隣に座ったおばちゃんたちなんかのぞき込むようにしてこっち見てたし、パンケーキ見ながら「あれプレーンやろか?」って話していた。そう、隣の席の話までまる聞こえだ。ゆっくり食べることもできない。

・焼き上がりに30分近く待たされる

メニューにもそのことが書いてあるけど、パンケーキ注文してから運ばれてくるまでだいたい30分くらいかかる。我々も「まさかそこまでかからないでしょう、混んでるとかそういうときのための文言なんじゃないのー」と油断してたらほんとに30分くらい待った。ドリンクをパンケーキと一緒に出してもらう注文をしててしまうと、その間ずーっと隣の席の人の視線を感じつつ、お冷や飲みつつ過ごさなければならない。待つのは別にイヤでも無いんだけど、見知らぬ人の視線を受けるのは最悪。

たぶん柔らかい状態で焼き上げるのに超弱火か何かにするんだろう。だから他のパンケーキ店より白いのかも。

・価格が高い

パンケーキ一皿1200円近くという超強気。しかもドリンクは別料金でだいたい450円程度。セットメニューを探したけれど見当たらなかった。これ家族で行ったら一食でそれなりの出費になる。なんというか、三宮や元町周辺で生活している人にとっては普通に払えるのかもしれないけど、ちょっと外れたところから食べに来た身としては、もう一度行こうと言われても躊躇してしまう。実際同行者も「いやーここはもう行かなくていいや」て言ってたし。

 

「おしゃれ」にステータスを振ってしまったせいで、残念な感じになってる気がした。話題づくりのために1回程度なら行ってもいいけど、それ以降は別段行かなくてもいいかなという感想だ。この周辺はもっと安く早くパンケーキが出てくるお店があるし、内装もレトロで穏やかに過ごせるカフェもたくさんある。早い話、元町周辺に散らばるレトロな喫茶店が好きな我々にはあわなかったのだ。それだけなのだ。

夏の終わり

イノダコーヒー

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なんていうかさ。

「夏が終わってしまったなあ」て気持ちでいっぱいだ。

始まるまえは「あれしよう、これしよう」って気持ちでいっぱいだったのに。なんかそういうところ、学生のときから変わらないなと自分でも思う。計画だおれというか、絵に描いた餅というか、そんな感じ。

9月に入って、担当する展覧会も残りあと2日。あっという間だった。駆け抜けたという気持ち。このまま事故もなく無事に終われますように。