GXR + GR LENS A12 28mm F2.5
色のない町が多すぎる。
地方の地方、まあ言うなれば郡部とかその辺の商店街を歩いてみると、だいたいどこも同じ感じになっている。シャッター閉め切ってるとか、空き地がポツポツあるとか、草刈りしてないところとか。
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廃屋だらけっていう訳でもないんだけど、空き屋っぽい感じの家々はよく見かけるようになった。もう何年も雨戸を閉め切ってるような家とか。散らかっているけど誰も手入れしていないビルとか、庭木が伸びすぎて実った柿がボトボト落ちちゃってる家もあった。
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そういう地方は、わたしの中ではグレーのイメージになっているところが多い。コンクリートもそうなんだけど、シャッター通りとかそういうのが影響してるんだと思う。妙に味気ないというか。
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あの沖縄でさえ、青いだろうと思ったらグレーのコンクリートだらけだったからそういうイメージしか残っていない。空は青かったけど夏の日射しが強すぎて空自体青を通り越して白っぽい感じで、コンクリートの地面や建物に反射していて妙にコントラストが強くて、それで全体的にグレーっぽい感じに見えたのだろう。
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いわんや非観光地をや。なんだかすごく味気ない町で、それに輪をかけて人っ子一人歩いていないことも少なくない。地元の人も使ってないような商店街とかもよく出くわす。
この町はこれからどうなっちゃうんだろうなってことはよく考えるけれど、結論は出ない。
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モノクロ写真になった時代の方がまだカラーな世界だった、てのが今感じている印象かもしれない。うまく表現できないけれど、印象だけで語るのもよくないんだろうけど、もう少し色味があればちょっとは違ってくるかもしれない。
町を歩きながらそんなことを考えた。