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写真撮って、日記書いてます。

今さらながら、シン・ウルトラマンを見てきた

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iPhone8 Plus(ちょっとだけ編集)

806日目。休日の日。

こないだ「久しぶりの出勤」といったくせに早速の休みである。おいおい。まあシフト制だし、これはわたし個人で決められるような部分もないのでもう仕方ない。だからありがたく休ませていただいてる。「休ませていただいている」というのも変だよな。文法が、日本語表現が、というわけでなく、単純に休みの権利を行使しているにすぎないのに、妙にへりくだっている。

わたしの嫌いな言葉です。

…はい、「シン・ウルトラマン」見てきたのよ。相変わらずというか、展開が早くて力業で凄かったけど、「シン・ゴジラ」に比べるとちょっと空想科学的な部分が強かった。それがまた魅力なのかもしれない。

あと、庵野作品は「日常」を表現するのがものすごく上手いというか綺麗というか、独特のカットで魅せるなあという印象を改めて強く受けた。あれ実相寺監督的アングルなんかな。

あんだけ「かいじゅう」(難しい当て字なので覚えられない…!!)が暴れまくった後でポーンと普通の人たちの普通の暮らしの様子が放り込まれる。

シン・ゴジラ」でもそうだけど、あの緩急というか、災害地域以外は通常モードでやってるわけだし、むしろ「自分たちのところに被害なくて良かったね」という態度を突きつけてくる感じがして毎回ドキッとする。

しかもあの独特のアングルがものすごく不安に感じさせる。安定しているはずの日常なのにどこか不安な部分があるというか。

あの主人公ともうひとりの宇宙人が人間体でブランコ乗ってるシーンとか、ほんと凄いなあって見てました。誰かが書いてたけど、あの感じで「メフィラス散歩」作ってくれねえかな外伝的な感じで。「おあいそはワリカンで」的なタイトルで吉田類と酒場巡りもして欲しい。

やっぱりというか、自分の野望を叶えるためとはいえ、誰も知らない、知り合いのいない人間だけの星にやってきて、こそこそ準備して計画をなんとか実行して、ていうのは単身赴任どころではなく、ものすごく孤独を感じるのでは無いか。ある時ふと思ったりしないだろうか「なんでわたしはこんなことをやっているのか…」って。ウルトラマンも孤独かもしれないけど、潜伏宇宙人の彼らもまた孤独なんじゃないか。そう思ったらなんかこうね、やっぱりああいう対話型宇宙人に肩入れしてしまうよね。

 

S.H.Figuarts メフィラス星人 55th Anniversary Ver.

 

あとはまあ、「リブート」と称しながら各箇所でアップデートされているし、最後は人間だというのは庵野作品の根底に通じるものがあったというか。最後の部分は『トップをねらえ!』だもん。ここまで書いたらほぼネタバレみたいなものだけど。

あとは竹野内豊が今作でも政府関係者で出てきて、でもゴジラはいないので「シン・ゴジラ」とは別の世界線だというのは分かるけど、多分繋がりはあるのかもしれない。これ「シン・仮面ライダー」にも出てくるんじゃ?渚カヲル的ポジションなのでは、とかね。うーんありそうでないな。まあそんな深読みというのも出来てしまうのが魅力かもしれない。

そんな余韻に浸りつつ、本編後に昔の「ウルトラマン」のメフィラス星人登場回を見て、新旧の特撮とかドラマの作りをこれはこれでいいなあ味があるしちょっとレトロフューチャーだしと思いながら近くのサンマルクカフェに入ってこの記事を書いていた。

そういえばあの映画は子供連れが多くて、しかも大人しく見てない子たちが多くてちょっとしんどかった。何なら大人も上映中に出入りしたり立ち上がったりで。何となく落ち着かない感じだった。何だったんだろうアレ。アレさえなければもう少し集中して見れたと思うんだけどなあ。また改めて別の機会にもう一度見ようか。

これで明日からの仕事も頑張れそう。帰りにホビーショップを回ったらちょこちょこガンプラが回復しているのを発見。おお、いい感じだ…今日は買わなかったけどまた次に行ったときに買えたらいいなと思う。

そんなことを思いながら明日から頑張る。