将来、おれは一体どうなってるんだろう。
なんていう漠然とした不安を最近感じるようになった。とはいえ、この不安手のは出たり引っ込んだりしているんで、再びというか、またというか。とにかくそんなことを考えることが多くなった。
その理由は筑波からの刺激の影響がある。
今年修士課程を修了された先輩が筑波で研究生として活動しているんだけど、その先輩が夏休みだと言うことで帰ってこられて、研究室に遊びに来たのだ。向こうの学校の話を聞くと、やはりというかなんというか、「すんげー」ところのようだ。
今日は今日で、その筑波の先生が遊びに来られた。その先生はうちの大学の卒業生(修了生かも)だそうだ。話には聞いていたけれど、なるほどこんな先生なんだなぁと思った。自己紹介して早速質問が飛んできた「ねこぜくんは専門は何?」「えーと…今ちょっと方向修正中でして…」「ああそうなんだ」とか何とかいう会話。はぁ。すぱっと言えないのが非常に悔しい。情けない。
そんなこんなでわずかな期間に刺激を受けたもんだから、急に自分の将来のことが気になって。指導教官の先生からは「研究者になるんだったらやはり関東だな。いろいろ整っているし。しかしこっちで積み上げていくという手もある。ま、最後に決めるのはおまえだ。」とか何とか。さらに「おまえは考えすぎるところがあるからな。迷ったら前を向いてとにかく進む。寄り道はしない。これが重要。」とも。はりゃーやっぱ先生ってのはほんとよく見てるんだなぁ。
そんなわけで悩み中。進学先のこととか、将来のこととか。もうこうなったら研究者として生きていきたいと考えてはいるんだけど、一体何のジャンルの専門になるのか。まずはそこから考えなければならない。それから学費のこと、生活費のこと。両親に負担をこれ以上かけたくないってのはある。負担をかけて、就職できなかったというオチは確かにきついものがあるからなぁ。
でも、一度この道を究めてみたいと思ったから進学してみたわけだ。ほかの友達が稼いでいる中、こうして暗闇をもがいているわけだけど、でもそれはほかの人間の生き方であって、おれの生き方ではないよな。なんだかそう考えられるようになってきた。よし、どれくらいできるのかわからないけどとにかくやるだけやってみよう。
この夏休みで、自分の研究のジャンルとかをもう一度考えてみて、深く掘り下げていこうと思う。そしたらもしかしたらそこから何かが見えてくるかもしれないし。うし、やってみるぞ。