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写真撮って、日記書いてます。

久しぶりに紙のマンガ単行本を買った

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929日目。仕事の日。

書店が身近にないので困る。こないだ病院に行った帰りにようやく駅なかの書店に行ったくらいだ。職場近くにも無くて、帰り道周辺にも無くてぶらっと立ち寄りたい時に困っている。Amazonで買うかーなんていうけど、やっぱり未知との遭遇が楽しいわけじゃんリアル店舗の魅力って。レコメンド機能以外の、ぶらぶらしながら見つけ出す面白さってのはやはりリアル店舗には敵わないわけだよ。

そんなこんなで、久しぶりに実店舗でマンガを購入。マンガも買うの久しぶりだ。今回は『ルリドラゴン』(1)と『ハクメイとミコチ』(10)。『葬送のフリーレン』はなぜか1巻だけ売ってなかった。2巻以降は全部あるのに。書店あるあるだ。

Kindleで買っている『ふらいんぐうぃっち』と『応天の門』『ダンジョン飯』も紙で買うかどうか悩ましい。こないだの引っ越しで「もう物理書籍になってるマンガ買うの1回やめよかな」と思ったくらい、荷造りに苦労した人間としては電子書籍の手軽さは本当に助かるのだが、しかし紙には紙の良さもあるので捨て難い。

Kindleはサービス撤退の可能性とか、いきなり取り扱い中止になって読めなくなるとか、そもそも電気がないと読めないとか、そういうことを考えると紙を選びたくなる。あと所有している喜びを感じるには、物理書籍という点で大きなアドバンテージがある。あるけどさあ、ってそれはデメリットでもあるんだよな。分かってるよ、うん。

紙が重くならなかったらいいのにね。

全くもって無謀な話である。

『ルリドラゴン」は、ある日頭にツノが生えてきてしまった女子高生の日常を描く作品。主人公、青木瑠璃は実は父親がドラゴンで母親が人間というハーフドラゴンだったのだ!…的な感じで始まるのだが(大意)、ルリが火を吐いたり電撃を身に纏ったり徐々にドラゴン体質が出てくるのを人間のクラスメイトたちがどう受け止めるか、受け入れるか、はたまた本人もどう受容していくかといった点に焦点が当てられていて、いわゆる「竜の力で世界を救う」的な、王道ジャンプマンガではない。

本当に日常の暮らし「ゆるさ」のようなものをまとっている感じで、『よつばと!』のそれに近いかもしれない。普通みんなもっと驚くだろ頭からツノが生えたらさあ!て感じなのだが、確かに驚くことは驚くけど「個性」のひとつとして受容されてるような。「あーツノだー」みたいに言われていても、なんだかんだで同じ教室で授業受けてたりする、そんな感じ。

初めて火を吐いた時も教室で前の男子生徒の髪の毛を焼いたり、電撃体質になると教室中の生徒の髪の毛がわしゃわしゃになったりと、まわりを巻き込みながらの騒動が繰り広げられる。でもそれも、なんとなく「そーなんだー」的な感じで受け入れられているような描写になっていて、当然それが怖いねっていう人なんかもいて、今後はそういう人たちとどう過ごしていくか、が描かれていくんじゃないかなあと読みながら思った。

でもそれってマンガとしてあんまり面白くない気もした。「多様性」を軸にするのかは分からないけど、今後どう展開させるかある程度の道が見えてしまってる以上、どう進めて行くかマジで難しそう。

単行本派なので早いとこ続巻出ないかなって見たら「作者の休養のため無期限休載」になっているらしい。あらま!わたしが好きになった作品って大体いつもそう。このまま1巻だけで終わりってことにならないのを望むけど、どうなるんだろなあ。

ハクメイとミコチ』は身長10センチ無いくらいの、こびとたちの世界の話。相変わらず描かれる彼女らの暮らしが緻密で丁寧。ご飯美味しそう。安定の続巻だったので感想もサラリと。

で、自宅戻って、買ったはずの『ハクメイとミコチ』(8)と(9)が紛失していることが発覚。間違えて売ってしまったかもしれない。一度全巻売ろうかな、やめよかなってなったことがあって、その時のダンボールに入れたまま、つまりそのまま売っちゃったのかも…電子書籍だったら何巻が無い!てすぐわかるし、新刊出たら通知くるしで便利なのかな。

また本格的に電子化を検討しようか悩んでいる。

うーんわかってらっしゃる…