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写真撮って、日記書いてます。

トライやる生を受け入れた側の、思うこといくつか

新長田の28号

GXR + GR LENS A12 28mm F2.5

 

今日はちょっと長めの愚痴みたいなもの。

今年は2回、別々の市域からトライやるウィーク生を受け入れた。トライやるウィークは簡単にいえば職場体験学習なんだけど(厳密に言うと違うらしいが、例えがわかりやすいのでこの語を使う)、始まった経緯とかを知るとちょっと重い気持ちになってしまう。

1年で2回も受け入れるとは思わなかったけど、こちらとしても中学生をどう指導するか、という点で勉強になった。

ただ、この事業もどこまで本気なのかよく分からない。「心の教育」を掲げているが、それをどうやって行うかは事業所に丸投げしてるようなものだ。学校のトライやる担当の先生は事業所に丸投げみたいなところあるし、中学生たちの様子を見に来る先生たちは「写真写りがいい仕事はないですかね?」ていう態度だし。

これがほんとに中学生たちのプラスに繋がってるのかと思うとわからなくなる。仕事=目につきやすい、わかりやすいものだけ、と思われるのはイヤなわけで。わたしの仕事なんか地味なデスクワークが大半で、おそらく他のサラリーマンの方たちとそんなに変わらないと思う。

トライやるウィークでピックアップされるのは飲食店とかスーパーの接客とかレジ打ちとか。体験記読んだら品出しの事も書いてあるけど、でも報告書とかそういうのに使われる「頑張ってる姿」(要するに写真映えする)のはどう考えてもこっちだし。「学校以外の人とふれあう」姿が端的に出るし。

何より人間がそもそも少ないうえに一人でなんとかできそうな仕事(閑散期だから余計)しかないところに7人、8人来られると「どうしよう」と天を仰いでしまう。これだけ多いと必ず遊ぶ子が出てくる。できれば来年度から人数を減らして欲しい。

やっぱり先生方にもお仕事体験をしてもらうしかないのかなでもあんだけ忙しい忙しいって言われてたらな微妙な、ほんとに微妙で些細なことでボタンが掛け違いになってるように思う。報告書とかにはそういうの出てこないし「全てうまくいきました」て感じだから、細かい問題は見過ごされてるのかも。現場レベルとか。

せめて事業所を3回位回って、こちらの要望を聞いてくれれば助かるんだが。それが無理ならせめて一堂に会しての意見交換会を開いて欲しい。学校の先生が難しいなら教育委員会がすればいいんじゃないのかな。そういうの。

というか、県教委が発行している手引き見たら前半のほとんどがコピペみたいな内容で、10年前とさほど変わらなくて驚いた。これ時代も働き方も大きく変わってるのにそこら辺の見直ししてないのか。そりゃあこういう新聞記事も書かれるわな。

www.kobe-np.co.jp

アンケートの結果も「いいこと」しか載せてないし(というよりも、アンケートの回答まとめ自体かなり削られてる)。県教委もほんとはそんなにやる気無いんじゃないの?違うの?始めた頃はまだ余裕あったんだろうけど、今は学校も事業所もそして生徒たちも余裕無いしな。休憩時間に生徒たちから出てくるのは部活と塾の話ばかりだったし。トライやるの仕事のこととか考える余裕なんてないんちゃうかな。ほんとのところ。

このままズルズルだらだら続けていくのかなーそれとも見直しがあるのかなーとちょっとモヤモヤしている。

トライやる・ウィーク ひょうご発・中学生の地域体験活動

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