iPhone14
リハビリみたいなのも兼ねて出勤してきた。
約1週間くらい家の中にいたもんだから、外はどんな感じだろうか…と思っていた。しかし思いのほかその前と変わらずの状態で、気温だけが低すぎてしんどいくらいで、満員バスのしんどさは変わらなかった。ああそうだ、階段はかなりしんどくなったような気がする。のぼるだけで精一杯。しばらく息が落ち着かなかったし、そこから痰が絡んでしまって変な咳になるし、で大変だった。あーもー呼吸器系早くなんとかしたい…。
幸にして、食はぜんぜん弱ったり衰えたりしていないのが助かった。熱出てる間も食欲はあったもんなあ。不思議と。
新型コロナウイルスに感染した、というのを上司含め数人しか伝えていなかったので、知っている人は「大変でしたね」と声をかけてくれた。ありがたいんだがちょっと恥ずかしい。知らない人には積極的に教える必要も無いかー、みたいな感じで特に言わなかった。言った方が良かったのだろうか。
そういうのって難しいよね。別段親しくもないような人に対して「いやあ実はこないだコロナにかかりましてね」みたいな話するのって。言われた方もとりあえず「それは大変でしたね」と言うけど、たぶん「なんで今それを言う?しかもおれ/わたしに?」みたいにならないだろうか。というか、こういう病気ネタって話広げにくいし大して広がらないし、そもそもがあまり良い話題でもないのですごくビミョーな空気になりがち。ほんとに扱いづらい話題だわ。
だいたい、親しい人に対しても「いやあコロナって大変でさあ」みたいな、先輩風吹かせた感じでしゃべるのもおかしい。たぶんそこまでぐいぐい聞いてくれる人はいないだろう。むしろわたしが感染したのが流行期とはちょっと違う時期でもあるので「いやもう、すでに感染したことあるんですけどね!」みたいな人が多々いるところで「大変でした!」だのなんだのを元気な感じで言っても「ほほぅ…」とか、そういう感じで見られているかもしれない。なんというか、そういうのを考えたら黙ってた方が得策なのかなあって思わなくもない。
とはいえ、今日は特にこれといった大きな仕事も無く、むしろ会議だけみたいなところがあって、これならZoomで会議に出た方が良かったんじゃ無いかとすら思ってしまった。だって今日かなり寒かったし。通勤時間あったら家でいろいろできたかもしれない。そういうのを考えると、ちょっと失敗だったかもしれないが、しかし約1週間家の中にいたのを解消するには無理矢理にでも外に出た方がいいのは確かだ。まあいいか。多少は気分転換みたいなことができた気がするし、ほぼ毎日のように看病してくれた妻も、今日くらいはわたしが家にいない方がのびのびとできるに違いない。ようやく、ぼちぼちとだけで普通の生活に戻れそうで安心した。
あとは、そう、あとはこの咳とか胸回りのちょっとした苦しさみたいな部分が治ってくれれば、もう万々歳なんだけどな。それだけが気がかり。
早く本調子になりたいわ。