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写真撮って、日記書いてます。

ああ、忙しいのに健康診断があるのだ

姫路の町

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健康診断前なのに、忙しすぎるのである。

あーいやだ。

人生初のバリウムだ憂鬱だなあなんてことを考えていたらだんだん気持ち悪くなってきて、ちょっとしんどい感じです。職場の健康診断を受診しなきゃならないんだけど、その日に限ってあれやこれやと仕事が詰まってるし、何より職場事務所で風邪引いちゃった感じだし、何だろう、とても満足な状態の結果が出ることはないのは確かだなと思います。

血糖値が気になる家系なので、今回も特に何もなければいいんですけど、そのあたりが割とナーバスになってます。大丈夫かな…。

塩谷定好のこと

なぜかエッフェル塔

GXR + GR LENS A12 28mm F2.5

最近知った写真家に塩谷定好という人がいて、この人の写真がまあとにかくすごく良いわけです。

teiko.jp

「わたしの好きな写真」にビシビシ来る感じで、もっと早く知っていたらなと思うんですよ。こういうビシビシ来る感じのものに出会うと。

その昔流行した技法に「ベス単フード外し」というのがあって。

ja.wikipedia.org

何かというと、当時の大衆向けカメラ(という言い方があってるかは微妙なところだけど)にコダックの「ベスト・ポケット・コダック」という機種があって、そのカメラのフードを外して撮るという方法。フード兼絞りだったらしく、シャッター速度を稼ぎたい人が外して撮影したのがはじまりらしいのだけど、フード兼絞りを外すことによってシャープさが失われ、逆にソフトフォーカスな写真が撮れたことから、当時の写真家たちはこぞって「ベス単フード外し」を行ったらしいです。

絵画とも写真ともちょっとずつ異なる感じの、でもそれでいて印象的な作品が非常に多く存在しています。このぼんやりとした感じがなんとも言えない良さだと思うのです。

白い風―植田正治ベス単写真帖

白い風―植田正治ベス単写真帖

 

植田正治もベス単で写真集出してます。

ただ、このようにして撮影されていた「芸術写真」は、その後ドイツの流れなどを受けた「報道写真」に追われ、徐々に姿を消していくわけです(時局もあって芸術写真を「お写真」とバカにする風潮もあったとか)。

今見てもモダンな作品が多くてビリビリ来ますね。阪神モダニズム時代の中山岩太、ハナヤ勘兵衛らの作品なんかも大好きなのですが、塩谷定好も同時代の写真家のようです。

この塩谷定好は「ベス単フード外し」を行った作品を制作し、同分野の草分け的な存在なようです。当時のフィルムの色も相まって、非常に幻想的な世界を描いています。植田正治にも大きく影響を与えたとかで、写真集にもそのことが強く書かれていますが、確かにどことなく植田写真にも通じる部分があるように見えます。

両者とも鳥取県出身で、その地を対象として写真を撮り続けたという点も共通しているかと。やはり「自分のフィールド」を持つ人は強いなと思った次第です。わたしも早いとこ自分の撮り続ける対象を見つけないとなあと思うのです。森山大道なら路上、荒木経惟なら女性、浅田政志なら家族、桑島智照なら安達祐実…などなど、とにかく自分の技法や対象、フィールドを持つ人が強いのはどの分野でも同じなので、打ち込めるものを早く見つけたいと思うわけです。

それはさておき、こうした「芸術写真」「新興写真」は頑張っていた人が少ないうえに時代がある程度限られていてなかなか目にすることができないのですが、そのことが逆にすごく貴重で、もっと調査してみたくなります。

例えば、今住んでいる町ではどうだったのか、とか。

小さい町でも何かしらお金がある人がいて、趣味で撮影を続けていたことも十分にあり得るわけで。これまでの写真史にはあまり掲載されてこなかった「アマチュアたち」について、掘り下げて調べてみたいと思っている今日この頃。資料へのアクセスをどうするかとか、そもそもどういう方法を取れば写真を見つけ出せるのかとか、そういう部分をもっと考えなきゃダメなんだけど、とにかく今はそういうことをやってみたいですね。もしかしたら、塩谷定好に匹敵するような方がまだまだ出てくるかもしれない。そんなことを考えてます。

夢の翳 塩谷定好の写真 1899−1988

夢の翳 塩谷定好の写真 1899−1988

 

 

バウハウス展に行ってきた

西宮大谷記念美術館 バウハウス展

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西宮市立大谷記念美術館で開催中のバウハウス展に行って来ました。いやーすごく楽しかったです。

otanimuseum.jp

巡回展らしいのでほかの展示会場にも回るとのことでしたが、非常に充実した内容となっていました。展示点数は300点を超え、写真や当時の教科書、実際に制作されたポスターや椅子といった「制作物」などが4つの会場で展示されていました。

バウハウスの教育という視点から展示が構成されていましたが、当時の学生たちの様子などが写った写真も展示されていて、自由闊達な雰囲気がうかがえて面白かったです。

紙を使った授業の制作物がいくつか展示されていたのですが、1枚の紙を使った可能性が示されていて、自分でもやってみようかな、なんてやってみたくなるものばかりでした。切って折ってはOKだけど貼るのはダメ、という制限で何ができるか、どんな形ができるかを見せていくのが面白かったです。

また、その後カリキュラム課程等に沿って展示が展開されるのですが、椅子や電灯、ポットや織物、建築物やポスター等が展示されていて、現在でも通じるような洗練されたデザインが多かったのが印象に残りました。ポスターもかっこいいものばかりでした。

知らなかったのは舞台美術なんかも手掛けられていたこと。なんというかシュールすぎてちょっと怖かったです。再演されたものの映像がずーっと会場奥で流れているのですが、ちょっと怖い・ちょっと不気味・でも見ちゃう、と不思議な魅力を出していて、初めから最後まで30分くらいあるのですが、誰一人最後まで席を立つ人はいませんでした。そのくらい魅入っちゃう。


Triadisches Ballett von Oskar Schlemmer - Bauhaus (Best Quality)

展示の最後はバウハウスに留学した日本人学生の制作物なども展示していました。割とお金があるような人たちだったけど(そもそも、当時留学できて芸術関係に進めるのはそういう人か)、その人たちのレポートも読めたりして、当時の最先端に触れた人が何を感じたのかが分かるような気がしました。

驚いたのは、入館者数の多さでした。正直バウハウスって「マニアックなもの」だとばかり思っていたんです。なので「好きな人はいるだろうけど、そんなに多くはないだろう」なんて思っていたわけですが、行ってみたらそこら中に人がいました。うわあ!て感じです。午後2時からのスライドトークもほぼ満席でした。関心の高さがうかがえるのですが、地域が異なればこうも違うのかと、そちらの驚きが大きかったです。

なお、会場内は一部個所を除いて全面写真撮影禁止でした。最近は写真撮影OKな展覧会が多い中で、NGにしたのは入館者の多さもあってよい判断だったと思います。あれだけ人間いたらシャッター音でうるさかったかもしれない。ぺちぺち撮ってる間にぶつかられたりするかもしれないしね。

展示が面白かったのもあって、バウハウスのことをもっと勉強したくなりました。また本読んで勉強しようかな。

 

バウハウスってなあに?

バウハウスってなあに?

  • 作者: インゴルフ・ケルン,田中純,バウハウス・デッサウ財団,クリスティーネ・レッシュ,大宮萌恵
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2019/10/01
  • メディア: 単行本
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整体の痛みは腰痛の痛みと比べるとどうなのだろうか

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腰痛がなかなか治らなくて動けない今日このごろ。そんな時によく外出して買い物とか展覧会見学とかやったなあと自分でも思います。

いやほんと、靴下はけないときはどうしようかと思ったよね。どうしようかとは思うけど、靴下はかないと出かけられないし、何より人間ってのは適応力みたいなのがあって、痛いなら痛いなりの体の動き方を作り出して、痛みを極力下げる(よける)ようになるのね。靴下はくなら体をちょっと丸めたようにするとか、足の組み方を変えてみるとか、そういうことを無意識のうちにやっちゃう。

しかしいつまでも痛いのは嫌なので、整体にでも行こうかと悩んでるのですが、それもそれでかなり痛いという話を聞くのでどうしたもんかなあとものすごく躊躇しているわけです。

いやー、歯医者さんとおんなじくらい嫌ですよ、痛そうだもん。自然治癒を目指している、なんていう言い訳をしながら日々仕事したり家事したりなわけですが、そろそろ年貢の納め時かな、健康保険が効くところ探していこうと思います。

痛くなりませんように…。

修羅場は続くよどこまでも

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はい。修羅場ってのはどこまでも続くし、何よりほかの部署にまで飛び火しているような状況で、なんかもうわけわかんねえ!としか言いようがない、そんな職場で強く生きようと思いつつ今日もパソコンに向かっていたわけです。

ぜんぜん解決しないけど、なるようにしかならないけど、やることはやらなきゃならないのだ…

こちらの案件が飛び火したわけではなく、同時に出火したという珍しい状況。同時多発で同時進行で修羅場が起きるのは珍しいことなのかもしれない。今日はそういう星回りの日なんだよきっと。

唯一の救いは自宅のキッチンに立てることかな。料理作ってる間は無心になれるから。少しだけ修羅場のこと忘れていられるし。おいしいもの食べれば元気なるし。

しかし今月どんだけ修羅場が待ち構えてるんだよいったい。最終週あたりにまた何かありそうで怖い。

久しぶりに激しい腰痛なのだ

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朝起きたらどういうわけか腰痛で、靴下履くのもしんどい感じでした。まさかスパゲティを茹でた鍋が重かったから…?とか妙なことを考えたりもしましたが、原因ではないのは明らか。

なんだろ、仕事のストレスとかかなあ。

久しぶりにぎっくりに近い腰痛なので、トイレに行くのもわりと大変です。ちょうどバンテリンのコルセットタイプのCMが出回り始めてるので、アレ今度使ってみようかなと思います。そのくらいしんどい。

だてに肉付きに要って字をつけてるわけではないのだなあ。体の要だもん。

中学のときから腰痛あるから、これはもう死ぬまで治らないものと思います。ぎっくりは二回過去にやってるし。うまく付き合っていく方法ってのを探していかないとダメかな。