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596日目。休日の日。
3ヶ月ぶりくらいに髪を切ってきた。
なんていうか、ファッションに基本的に無頓着な人間なものだから、こういう髪型をどうしたいかという希望もそんなになくていつもスタッフさんを困惑させてしまう。「今日はどうしますか?」「いやまあ、おまかせで…短くしてもらえれば…」「はあ…短くというとどのくらい?」「えーと…その辺もお任せしようかと」「…あっはい、了解です」微妙な空気になってしまう。
なんせ両極端な髪をしてきたから、正解というものが分からない。
とにかく伸ばす⇒半年後に坊主にする⇒また伸ばす。
みたいなことしかしてこなかったのである。洗うのも乾かすのもすごく簡単だし楽だし、何よりお金がかからない。その点だけでそういうことをしてきたもんだから、自分の似合う髪型とかやってみたい髪型とかそういうのが育たないまま今に至るのである。
学生時代にもう少し冒険しておけばよかっただろうか。
しかも義弟が勤めるお店である。もちろん担当を彼にお願いしているが、お互い気を使いあってるのがもしかしたら端から見たらすぐに分かるかもしれないくらい会話がまだまだぎこちない。技術は確かなのでそこは全幅の信頼を置いているが、ことコミュニケーションになるとこれがどうしたことか難しくなる。
冒頭の微妙な空気になった、というのは今日のお昼ごろに起きた現実である。この辺難しいから奥さんにも来てもらって話に入ってもらえば良かったかなとか思ってしまう。大人なのにな。
だいたい、お互いどう呼べばいいか分からないでいる。未だに彼をどう呼んだらいいのか。おそらく相手もそうだろうなというのは顔を見れば分かる。
なのでお正月とかお盆とか、義実家に伺った際に彼と二人きりになったとき、「どうしようか」みたいな空気がお互い流れる。気を使わないでいいけどそれでもこちらとしても気を使うし向こうもそういう感じなんだろう…うーん…ていう具合だ。これは男同士だから起きることなのかな。こちらが年上だからっていうのもあるのかもしれない。共通の話題が少ない、趣味も好きな音楽も違うところが多くて、その辺が面白いんだけど、それをうまい具合に会話の話題に持って行けない。スキル身につけないとダメだなあとつくづく思う。
今日もとにかく押し黙ったままになったらマズいと感じたのかお互いものすごく他愛も無い話をしてしまった。綺麗に切ってもらったのはありがたいが、これはもうそろそろ改善したいなあと思う今日この頃。まずなんてお呼びすればいいのやら。でも呼び方次第でめっちゃ馴れ馴れしくなってしまうし、いきなり会話の距離を縮めてしまってもいいのだろうか。いやそれはダメだろうし、わたしの性格的にも無理な話だ。皆どうしてんのかなあこの辺。参考にしようにも結婚している友達がそんなにいないし、そもそも友達の数自体が少なかった。ダメじゃんか。
髪切ってもらうのに1時間程度で終わったのに、ちょっと疲れてしまった。無印のクリームソーダを飲んで帰ることにした。載ってるソフトクリームのように彼とうまく打ち解けられる日が来るだろうか。