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京都府立植物園で開催された、ビカクシダの植え替え実践講座に出席してきた。植え替えの様子を解説聴きながら見学するという内容。個人的にはビカクシダの苗とか板付セットまで含めた形での講座だったらもっとよかったなーなんて思ったりもした。参加費は5000円とかそのくらいまでならなんとか出せるかな。それ以上になるとちょっと厳しい。
今回は無料なので聴くだけ見るだけ。
それで、この会場のそばに植物を売ってあるブースがあって、そこでいい感じのビカクシダがあったんだけど(値段もまあまあ普通だった)、PayPayが使えないというので買えなかった。今日はお金を財布に入れてこなかったのである。まあそういうのもあるよなあ。いい形だっただけに残念でしかない。
講座の方は、参加者のほぼ全員が実際にビカクシダを育てているという人たちばかりで、講師が逆に拍子抜けしていた。わたしはおずおずと手を挙げた方の人間。育てていることは育てているが、いろいろと知らないことが多くて日々分からないことだらけ。植え替えなんてやろうとか板付やろうにもどうしたらいいのかよく分からないので参加してみたわけだが、そもそもうちの子って丸型の水苔にくっついてるので、それをどうむしったらいいのか、いろいろ条件が違いすぎて難しいことばかりだ。
成長点をおかしくしなければ何とか元気のままになるらしい。その代わり、成長点を潰してしまうともうダメという、なかなかハードなところがある特性を初めて知った。着生というくらいだから根はかなりしっかり張るうえに、胞子で増えるだけでなく、貯水葉の脇から出てくる芽でも分割できるという話。あーそういえばこないだ録画していた『有吉園芸』で見たなその場面。超高級なビカクシダを買って分割して「増えるロレックス」なんて興奮しながら言ってたっけ。
世界には18種類しかビカクシダの仲間は無いらしい。面白いなあ、もっとたくさん種類があると思っていただけに、この少なさは意外だったし、希少種が高値で売買されるのも理解できる。でかいものも小さいものも、みんな面白い。
次にあるかどうか分からないけど、今度は超巨大種の板付を解説したいという話だった。大きいものはスノコ2枚分を使って板付するらしい…たぶんひとりでは作業できないよな。どうするんだろ。すごく知りたい。
うちの子も道具と材料揃えて板付やってみようかな。家に帰りながらちょっと考えた。