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写真撮って、日記書いてます。

あれから6年らしい

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720日目。休日の日。

やることがいくつもあるので、気持ちサクサク進めていきたいところだが天気もあまりよろしくない感じである。ああ…なぜわたしの休みの日に限ってこうなるのか。愚痴っていても仕方ないのでやることさっさと進めて、家でのんびりするぞと息巻いていたが、なかなかどうして、うまくいかないものであるなあ…。

髪の毛切って、帰ってからは週末のプレゼン資料作るのが主な今日の日程。その間に外食してホビーショップをめぐるという算段。

たまにはね、息抜きみたいなのも必要だからね。


とここまで書いといて、今日が熊本地震のあった日だと知る。いやもう、正直なところすっかり忘れていたというのが本当のところだ。Twitterのタイムライン眺めていてその話が流れてきて「あ!そういえばそうだった…!?」となった。

いや、ほんとにこの日で正しいのかすら自信がない自分がいる。定期的に思い出すことの難しさというか、記憶を残していくことの難しさを当事者になって改めて感じる。

なんせ被災してどうこうも大事なんだけど、そこから復旧して新しく生活作っていって、働いてお金稼いで自分の生活立て直しに回して、てことずーっとやってたら、なんていうか「それどころじゃなかった」としか言いようがない。

「駆け抜けた数年間」ではないが、気持ち的にはほんとうにこの6年はあっという間に過ぎていった。被災後たまたま運良く新天地での仕事が決まり、スムーズに住む場所まで決まり、慣れない環境ながらも何とか暮らしだして結婚まで…簡単に書いたけどこれ何気にハードだな。良く状況に適用できたな自分。そんな気持ちが強い。

むしろわたしのように離れられなかった人、今も熊本市内に住んでる人は大変だっただろうなと思う。

わたしの場合は「環境に慣れるまで大変だったので忘れてしまっていた」みたいなことが言えるが、そうでなかったら忘れたくても忘れられないのかもしれない。

被災してあーだこーだしている時の日記はこんな感じで書いている。

 

swordfish-002.hatenablog.com

 

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被災して1年経ったとき。

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ちょっと飛んで被災して4年。

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被災して5年目。

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あの時から経っているから多分避難所でもパーティションの用意とかが進んでると信じたい。あれ無くて困ったもんなあ被災当時は。あとは避難所の体育館でバスケし始める子供とか、深夜に勝手にやって来て勝手に取材していく海外メディアとか。あれは本当に困った。

書いてみるといろいろまだ思い出せる。熊本市アーカイブ構築するのであれば多少なりとも情報を提供したいが、どうなんだろうな。アーカイブ自体の維持もバカにならないし。すでに作られていたならわたしの情報不足ということで。

災禍をめぐる「記憶」と「語り」


義弟に髪を切ってもらい、はじめてひとりで回転寿司を食べた。平日ひと皿90円のところだ。軽く14皿食べたが、あーまだこれ食べられるなとちょっと安心した。むしろ、ひとりで黙々と食べてたらいつまでも食べられそうだった。20皿近くまでいったんじゃないか。もしかすると以前のものよりネタとシャリが少なくなってるんじゃないか、とさえ思う。

相変わらずマグロも光り物も解凍した水っぽさあるし炙り関連は熱々ではないし、鰤は変に生臭いとこあった。イカはまあまあ。なのでイカ中心にちょこちょこ食べてたらいつのまにか14皿になってた。

食べてたら地震前の熊本で先輩と食べた回転寿司のことを思い出した。あの頃はまだ未来に対して何となく希望があったなあとか、しみじみしてしまった。あの地震からいろいろ変わってしまった。暮らしを立て直して数ヶ月に一度くらいは回転寿司くらいには行けるようになったけど、以前に比べると、熊本に住んでた頃に比べるとどうだろう。生活水準的に。自分のように人的損傷もなく家屋倒壊もない、比較的軽微な被災者でもそんなこと考えるのだから、より甚大な被害を受けた方や東日本、阪神淡路、北海道沖の震災の被災者はもっとしんどかったのではないか。人の心にまでは立ち入れないから何とも言えないけど。

とりあえず寿司食って元気出た。残りの資料作りをして、他のことかたづけて、FGOイベント進めようか。


生きているからそういうことできんだよなあ、とふと思った。

生きねば。