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写真撮って、日記書いてます。

定点映像はつまらないけど面白い

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iPhone8 Plus

仕事の日。

このブログでも別ブログでも買いたことなんだけど、定点で撮影した映像を編集するために見返していたら、まあびっくりするほどつまらない。つまらなすぎて退屈なレベル。

なんだけど、なんだけど。見返していて気づいたのが、自分でも覚えていないようなクセとかそういう無意識の部分が克明に映っているところがあって、これがなかなか面白いなと。普段そんなに自分の行動を意識していなかったけど、実際に客観的に映ったものを見るとなんかこう、「わたしってこんなことしてたのか」と新しい発見と軽いショックを受けたりする。

例えば、職場内を歩くときに手を無意識のうちに動かしてたりとか、変な方向に歩いていたりとか。歩き方とか無意識の塊みたいなものだから、自分の歩き方を自分で振り返って見るというのも何か変な感じだし、今まで気づかなかったことに気づくので「おやまあ」という感想が真っ先に浮かんでくる。わたしだけではない。映像に映った他の人たちも、普段見ているのとは全然違う表情をしていたりするから返って面白いと思うようになった。無意識の状態での仕草とか、そういうのって結構出てくるものなんだな。

特に表情面では、思ってることが顔に出やすい人とか反対に無表情は無表情のままでいる人なんかもいて、それこそ千差万別だろう。わたし?わたしはどうも表情に出ているタイプのようで、ちょっといらついているのがよく分かってしまう映像になっていた。編集者特権としてカットの方向で動いたけど、

つまらないとばかり思っていたので見落としてしまいそうになったが、じっくり見てみるとそういう細かいところが見えてきて、なるほどこれが定点撮影の面白さみたいなものかとひとり喜んでいる。これ、たぶんいろんな人が気づいて作品とかそういうのを作ってるんだろうな。どんなのがあるのかちょっと見てみたい気もする。

そういえば、民俗学の聞き取りを学んでいたときに、「無意識的に行っている動作とか、そういうのにもちょっと気を配りなさい」的なことを言われたような言われなかったような。そうやって、調査する相手の表情とかを見てきたわけだけど、じゃあ自分はどうなのかっていう話ではある。今回改めて自分の無意識下の表情を見たわけだけど、何か変な感じだったし、意味が無さそうでありそうな、ありそうで無さそうな…一言で言えば「複雑」な気持ちだ。

こうした発見は、今後の自分の人生に何かの役に立つのだろうか。たぶん役だ立たないと思うんだけど、そういう無意識下の行動とか、そういうのにもちょっと焦点を当てて、動画撮影とかしてみたいなと思うようになった。なんか面白そうな気がしているのだが…うん、これは被写体を自分にして不定期に撮影してみようか。

…ここまで書いててあれだけど、ふと我に返ったらダメだなこういうのは。勢いで始めた方が良さそうだ(すでにここまで書いておきながら「面白く無さそう」とちょっと思ってしまった自分がいる)。