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ある時、そう突然、マンガの読み方ってどっちからだっけ?ていう感覚に囚われてしまった。
妻があまりマンガを読まない人間なのでわたしもあまり読む機会が無くなってしまったのだが(マンガ読んでる時に話しかけられるのもあって集中して読めない)、こないだ久しぶりに開いたら全然読めなくてびっくりだった。
びっくりするしショックだし、もしかしてこれ若年性痴呆症?とか思ってしまうしで、なんかもう意気消沈していたわけである。
しばらくして読み方を思い出したけど、あーやっぱりこういうの続けていないと感覚自体分かんなくなってしまうんだなあと。
そういう状況でこないだ行ってきた安彦良和展は、右から左に読むマンガを順路的に左から右に進むような壁面に展示してあって、これはこれで脳がバグるというか分かんなくなるというか。続きのコマを探す羽目になった。
順路が左から右になる場合、マンガの流れを断ち切って見せることになるから補足説明がどこかにあって欲しかった。これに似たようなことが京都国立博物館の絵巻物の展示であった。絵巻物も右から左で読むんだけど順路的に左から右に進む流れになりそうな場所に展示してあって、実際その流れに乗ってしまって絵巻物を左から右に読む人を多く見かけた。京博だと強制的に順路はこちら!と示してどうにかしようとしていたが、構造的に大変だなと側から見て感じた記憶がある。安彦良和展も同様で大変だったのだろう。でもまあもうちょっと説明は欲しかったよね。
さておき。助かったのはKindleのマンガを読んだ時だった。あれ右方向へフリックするから自動的に右→左の流れができるので、視覚的な戸惑いが少なかったのだ。ちなみに読んだのはニンジャスレイヤー(ウキヨエ版)だった。前も書いたけど、あれは通勤時に読むものではない。面白いアンド勢い良すぎて危うく降りる駅を間違えるところだった。イヤーッ!
とりあえずニンジャスレイヤーのおかげでまたマンガが読めるようになった。紙媒体版もなんとか。今週にはルリドラゴンの新刊が届くのでそれもまた楽しみなのだが、実はちょっとした問題も起きていて、安心してマンガが読めるにはまだ遠い。
その話はまた今度。