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816日目。休日の日。
たむらしげるの作品集『Ultramarine Deep』を手に入れた。ワハハ。
今月来月もうお金無いぞ。
たむらしげる は、わたしの好きなイラストレーターのひとりだ。幼い頃に読んだ『ロボットのくにSOS』以来、あの独特の世界観とか空気感が残っているのである。
これは名著なのでぜひ読んで欲しい。
こちらもぜひ。
というわけで今回画集が出ると分かったら即予約した。そして出版社のサイトから予約したら版画とセットになったものがあったらしく(限定数だけど)、しまったな…とショックを受けたのは秘密。
書いてしまったら秘密ではないか。
この作品集が面白いのは表紙がはく押しで出来ているところと、背表紙が無いところ。
いつかばらけてしまいそうで、かなり慎重に触っているが、毎回毎回不安である。あとは余計な文字情報が無いところ。絵の出典とか解説は画集の後半の方に入れ込まれているので、文字を見ずに絵の方に集中できる。この本を作った、デザインした人はすごいな。
買った画集を妻に見せたら「あー好きそう」。いわく、線が細い絵が好きだよね?と。ああ確かに。線が細くて、ところどころ緻密で、すっきりしたような感じの絵やイラストが好きだ。江口寿史とかあの辺も好き。方向性がどうも違う気がするけど、自分の中では何となく繋がっている。そんな気がする。
たむらしげるももう70代なのか。そう考えると、集大成とも思えるし、むしろこれからももっと作品を出して欲しいと思うし、ちょっと複雑な気持ちだ。
自分の好きな作家が軒並み70代に差し掛かっていて、既に鬼籍に入ってしまった人もいて、その訃報が出るたびにショックを受けるようになった。ああそうか、これが歳をとるということなのか。読みながらいろいろなことを考えた。
青い絵が熱い夏の夜にぴったりだわ。
素晴らしい本が届いた #たむらしげる pic.twitter.com/iwXB1R0lUP
— せいた@DJ DENKi-BLAN(弐) (@Seita) 2022年7月5日
…ご本人から「いいね!」がついたので感無量ですわ。先生、この作品集大事にします。