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今日からちょっと遠方まで移動しての仕事。移動自体が半日かかるので、とりあえず今日は一日使って移動日になっている。新幹線と特急を乗り継いで行くので、電車旅好きとしては嬉しいが、もうちょっと乗換回数を減らして欲しいなとも思う。
それで、最初に新幹線で移動したんだけど、まー乗った場所が京都だったのもあってホームが観光客いっぱいだったのが地味にしんどい。避けても避けても人がいる、というのがビックリだった。東京駅や新大阪駅であればまだ何とか納得(?)しながら人を避けられるが、京都はちょっと想定外過ぎて変に疲れてしまった。とりあえずの食糧(パン類)を購入して乗り込んだが、しかし乗ってる時間は1時間もないのでもうちょっとゆっくりしたいなと思う。
そうそう、新幹線に乗りながらパンを食べていたとき、ぼんやりと考えたことがあった。それは「ビュッフェカーに乗りたかった」というものだ。子供の頃にもらった乗り物図鑑で、新幹線の項目を開いたときそのビュッフェカーが書かれていて、当時田舎に住んでいたわたしにとっては「電車でレストランがあるのか…すごいなあ!」という感嘆というか驚きというか、そういう気持ちが大きくていつか乗ってみたいと思うようになったのである。
あ、言っとくけど昭和の話じゃないよ?まだ90年代初頭くらいの話よ。
…といってももう30年近く前か。さすがにもう今の図鑑には載ってないかな。
あの頃まではまだビュッフェカーがあったのかな。最先端な感じだし、普段は行けそうにないところだし、食べたことの無いようなものが写真で掲載されてるし、で、もう何もかもが憧れみたいなものになっていた。
ところが、自分で新幹線に乗れるようになった時にはもうそんな車両無いし、何なら車内販売すら無いってのがものすごくガッカリだった。旅情とは、という感じ。もっとも、もう新幹線にはそこまで必要ないのかもしれないが。早く目的地に着くことの方が大事だし、サービス簡略化した方がコスト面でも良いのだろう。高速化しているからご飯食べる暇もない、てのもあるかもしれない。
でもなあ。やっぱりこう、ちょっとした憧れだよね。リッチな食事をゆったりと新幹線で摂るってのは、なかなか贅沢なことじゃないか。「こだま」とかそういうゆっくり行くタイプの新幹線のみで復活してくれないだろうか。無理かな。無茶かな。
買ったパンを食べるとき妙にしんみりした気持ちになった。
やっぱりちょっと味気ないな。